振り返ればオアシス!

桜田紋吉(もちろん仮名)です。特に何のテーマも無いブログ《ノンポリブログ》です。過去のエピソードを書く時は事実を元にして右往左往しながら書いているので100%ノンフィクションかと言われたら胸を張って「知らん!」と答えるつもりです。

豪華3本立て

こんにちわ。桜田紋吉です。つまんねぇブログを読んでくれて、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

さっそく本題へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

今年もこの季節がやってきた。

 

職場の『慰安旅行』という名の

 

『接待旅行』がある季節。

 

 

 

 

去年は大変だった。

 

ブログにも書いたけどね↓

爺さん?オジサン? - 振り返ればオアシス!

 

 

 

 

 

ホントに去年はさ・・・

 

昼食会場のトイレのスリッパを履いたままバスに乗ってる人がいたり

 

他人の靴を履いたまま帰ろうとした人がいたり

 

「俺の靴がない!!!」って靴箱の前でキレてる人がいたり

 

スマホをバスの座席と座席の間に落として取れなくなった人がいたり・・・

 

大変だったよ。。。思い出させんなよ。。。

 

 

 

 

 

だから俺さ

 

思ったんだよね。

 

旅行の行き先を近場にしない?って。

 

シマセンにも言ったんだ。

 

「移動時間が短い方が問題が起こる確率は減りますよ!」って。(近場だと忘れ物しても取りに戻れるし、バスの中で飲酒される場合も深酒にはならないから)

 

 

 

 

その言葉をさ

 

シマセンが経営陣に言ったらしいのよ。

 

 

行き先が決定した。

 

『職場から10kmほど南の場所』に。

 

・・・いや、近すぎだろ。俺の家より近い。

 

 

 

さすがに行き先を聞いた時には笑ってしまったが(近すぎて)

 

まぁいいだろ。

 

早く到着して早く帰ろうぜ。

 

 

 

 

そして当日・・・

 

10kmしか移動しないのに

 

わざわざマイクロバスをレンタルして出発。

 

去年のブログにも書いたが

 

職場の従業員以外にも

 

お得意先の偉い人達も参加しているので

 

妙に気を使う。

 

気は使うが自分からはコミュニケーションを行わないのが俺だ。

 

面倒くさいからね。

 

 

 

 

目的地までは10分。笑うほど近い。

 

『さすがに10分では何も問題は起こらないだろ。安心しとこ〜!』

 

もし何かしらの問題が起こると

 

断トツで年下の俺が

 

何かしらの世話をしなきゃいけなくなるので

 

とにかく問題は起こってほしくない。

 

毎年それを願うのみ。

 

しかし今回は目的地がめちゃくちゃ近いので安心しまくっていた。

 

 

 

 

あっという間に目的地に到着。

 

さすがに何も起こらなかった。

 

来年も近場で頼むよ・・・って思っていたら

 

 

 

 

 

1人のお得意先のオッサンが

 

バスを降りた直後に

 

俺の横に来て

 

コソコソと俺に話し始めたんだよ。

 

 

 

 

 

桜田くん。あのさ・・・」

 

「はい?」

 

「バスで俺の横に座ってた阿部さん(もちろん仮名)がさ・・・」

 

「阿部さん?・・・あぁ!△△商事の!」

 

「そうそう。△△商事の阿部さんが・・・」

 

「ん?阿部さんがどうしました?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ウンコ漏らした」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぇぇぇぇ!!!!!

 

いやいやいやいや!!!!!

 

想定外が過ぎるって!!!!!!

 

俺には解決できない問題発生!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

俺はパニックになりながらも

 

他のオッサン達に聞かれると阿部さんのプライドが崩壊するだろうなと考え

 

冷静に小声で

 

「え?マジすか?阿部さんは今どこに?」

 

と聞いた。

 

 

 

 

 

すると

 

「いや、もうバスを降りた瞬間に阿部さんはトイレに行ったよ。『自分でタクシー呼んで帰るから伝えといて』って言われたからトイレでタクシー呼んでるんじゃない?」

 

・・・なるほど。

 

 

 

 

 

とりあえず俺は他の人達にバレないように

 

社長に報告した。

 

社長は「分かった」と言い

 

俺はコレ以上はノータッチでいくと決めた。

 

 

 

 

 

でも

 

やっぱり他の人達が「あれ?阿部さんは?バスには乗ってただろ?」って

 

どんどん気づき始めるんだよね。

 

そしたら

 

社長が「阿部さんは体調不良で帰られましたよ〜」とサラッと皆さんに伝えたんだ。

 

・・・はい。これで一件落着。

 

阿部さんがウンコ漏らした話は誰も知らずに済むぞ。

 

 

 

 

って思ってたけど

 

甘かったね。

 

バスで阿部さんの周りに座ってたオッサン連中が

 

「そりゃウンコ漏らしたら帰るよなー」

「すごい臭いだったぞ」

「目的地が近いから我慢できるって思ってたんだろーなー」

 

・・・って余裕でバレてた。

 

 

 

 

 

『こりゃ阿部さんは馬鹿にされるぞ・・・ウンコ漏らし野郎ってイメージになっちゃうと大変だろうな・・・』

 

なんて俺が心配してたら

 

あの年代(60代〜70代)って違うんだよね。俺が思ってたリアクションじゃないの。

 

 

 

 

 

 

「俺も少し前に漏らして大変だったよ」とか

 

「漏らす回数が増えるんだよな」とか

 

「身体が自分の身体じゃないみたいな感覚が多々あるんだよなぁ」とか

 

全員が阿部さんに同情してた。

 

 

 

 

 

 

 

・・・え?そんなに60代〜70代って身体が不調になるの?こわっ。

 

誰も阿部さんを笑ったり馬鹿にしたりしていなくってさ

 

心配して損したよ。

 

老化したらそんなに漏らすんだな。

 

怖くなったわ。

 

 

 

 

 

そして

 

なんだかんだで昼になった。

 

年配の方との昼食は

 

店内に畳の部屋がある飲食店で行われる。

 

畳の部屋で和食だ。毎年。

 

しかし

 

これが問題が起こる原因でもある。

 

畳=靴を脱ぐ

 

つまり

 

『誰かの靴が消える問題』が毎年、絶対に勃発する。

 

マジで毎年絶対に勃発する。

 

 

 

 

もちろん

 

今回も事件は起こった。

 

「俺の靴が無い!似たような靴が放置されてるから誰かが間違って履いてバスに戻っている!探してくれ!!!」

 

・・・毎年これだ。同じセリフだ。

 

毎年、同じ事件が起こるが

 

被害者は毎年別人である。加害者も。

 

 

俺も毎年バスに乗っている人達に

 

「靴、間違えてませんかー?」と同じセリフを言う。うんざり。

 

今年は

 

「毎年、誰かが靴を間違えるから俺は靴に目印をつけてきたぞ!!!」

 

と豪語する者がいた。

 

俺は『目印ってどんなのだろ?』と気になったので

 

その人の靴を見てみると

 

靴紐の結び目に赤い輪ゴムをグルグルと巻いていた。

 

・・・って、文章で伝えるのムズいよ。

 

なんなんだよ。赤い輪ゴムって。

 

輪ゴムをグルグル・・・って伝えるの激ムズやんけ。

 

意味分からん目印してくんなよ。ブログに書く時に困るんだから。意味不明なことされるとさ。

 

とりあえず

 

今年は謎の目印を得意気に見せつけるオッサンもいたってこと。

 

 

 

 

 

 

やっっっっと夕方になったよ。

 

やっっっっと帰れるー!

 

安心してバスの中でウトウトしてたら・・・

 

 

 

 

 

 

「ヴヴェェェ!!!」

 

・・・ってバスの前方の席から謎の声が聞こえたんだよね。

 

え?なんだろ?

 

気になった俺は身を乗り出して前の席を見てみたよ。(俺は真ん中に座ってたから)

 

 

 

 

 

 

 

そしたら

 

オッサン連中の中の一人が

 

 

 

 

 

 

 

ゲロ吐いてた。(一番前の席で)

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は一瞬で殺意が湧いたね。

 

だってさ

 

『これ誰が掃除すんの?』って話やん。

 

俺やん。ワシやん。私やん。

 

マジで殺意がね・・・メラメラと・・・

 

『すぐ着くのによぉ・・・バス降りてから吐けやぁ・・・コラァ・・・』

 

マジでずっと心の中で呟いてたから。

 

『ジジィ・・・コラァ・・・』

 

もう着くまで永遠に呟いてたから。

 

 

あっという間に

 

集合場所(解散場所でもある)に到着。

 

 

 

 

俺は

 

さっそくゲロ掃除開始。

 

臭い。臭い。臭い。臭い。

 

汚い。汚い。汚い。汚い。

 

うどんの麺をそのまま吐いてて

 

キモい。キモい。キモい。キモい。

 

・・・いや、考えるな。

 

『無』になれ。『無』になれ。『無』になれ。

 

これは

 

修行だ。修行だ。修行だ。

 

無。無。無。

 

 

 

 

 

必死に精神を『無』にして掃除完了。

 

マイクロバスの運転手さんも手伝ってくれたので割と早く終わった。

 

 

 

 

ゲロを掃除しながら

 

俺が『へぇ〜』と思った発見がある。

 

誰かがウンコ漏らした時は

 

周りのオッサン達は同情していたのに

 

ゲロになると

 

オッサン達は全く同情しないってことだ。

 

「バスで吐いてんじゃねぇよ」

「臭いから俺も吐きそうだわ」

「吐くまで呑むって学生か?」

 

周りのオッサン達がめちゃくちゃ嫌味を言っていた。(本人には聞こえないように)

 

 

 

 

 

 

 

今回の慰安旅行(接待旅行)では

 

『ウンコ』

『靴の紛失』

『ゲロ』

 

・・・という最強の3つを体験した俺。

 

 

 

 

「さーて、来週のサザエさんは?」

 

の後に絶対にサザエさんが言わないような3本の物語を経験した。(靴の紛失は昨年の再放送って感じだが)

 

 

 

 

もし

 

サザエさん

 

さーて、来週のサザエさんは?

 

『波平、ウンコを漏らす』

『ノリスケ、昼食後に靴が紛失』

『アナゴさん、バスで吐く』

 

・・・の3本です!

 

って放送されたら

 

一瞬で全スポンサーが撤退するだろう。

 

そんぐらい特別な日だった。

 

 

 

 

 

たった1日で『ウンコ漏らした人』と『ゲロ吐いた人』に接するなんて

 

伝説の1日と認定されてもいいと思う。

 

 

 

 

俺は不安だ。

 

この1日の出来事が嘘だと思われそうで。

 

確かに嘘みたいだもんな。

 

オッサン達がブログに書くためのネタを提供してくれたとしか思えん。

 

そういう意味では感謝かな。

 

もう

 

めちゃくちゃお腹いっぱいだから

 

来年から慰安旅行(接待旅行)は中止しようぜ。

 

ウンコ&ゲロよりも上の出来事ってなかなかないから。

 

これ以上はないよ。

 

だから中止な。もうすんなよ。f:id:oasis2018:20240417153547j:image

(オッサンのゲロの臭いってヤバいよ。死を意識するよ)