振り返ればオアシス!

桜田紋吉(もちろん仮名)です。特に何のテーマも無いブログ《ノンポリブログ》です。過去のエピソードを書く時は事実を元にして右往左往しながら書いているので100%ノンフィクションかと言われたら胸を張って「知らん!」と答えるつもりです。

「スポーツ禁止」からの「スポーツしなさい」

桜田紋吉(もちろん仮名)は俺だ!!覚えてろ!!

 

 

 

前回のブログ↓

俺は「操り人形」だったと思う - 振り返ればオアシス!

 

 

 

・・というわけで前回告知したように、しばらくの間「俺と親」をテーマに書きます!

 

 

 

やっと親とのエピソードを書ける・・!

 

この30過ぎのオッサンになってしまった俺が・・やっと親について書ける・・!

 

この歳になってやっと自分の中で「そろそろウチの親の異常さをネタにしてもいいだろ」って気持ちになってきたぞー!!

 

今までは隠して生きてきたからな~!だってガチ異常(特に母親)だったんだもーん!

 

 

 

 

 

基本的にウチの母親は「自分がさせたいことしか子供にさせない」っていう親でした。

 

その子供(俺ね)が「興味あること・得意なこと・好きなこと」は完全にシカトです。

 

近所の同級生全員(マジで全員だった)が公民館で毎週土曜日に行われている「習字教室」に行っていた時・・

 

「みんな行ってるから俺も行きたい。」

 

と伝えたところ・・

 

「公民館で教えている習字の先生はレベルが低いから!私がレベルの高い先生を探すから少し待ってなさい!」←なぜか顔を赤くして怒鳴る

 

 

「は?だったら習字教室いいや・・」としか言えない返答をぶつけてくる母親でした。

 

 

 

 

 

当時の俺は

 

【土曜日】といえば子供にとって一番楽しい時間のはずなのに

 

友達(マジで近所の友達全員)が習字教室を終えるまで「公民館の外のベンチで友達の誰かが来るのを待つ」という

 

切なすぎる土曜日(しかも毎週)を過ごしていました。

 

習字教室の時間が延びて、なかなか友達が公民館から出て来ない時は、仕方なく家に帰っていました。

 

・・で母親から(奴は専業主婦だったから土曜も家にいるんだよな・・毎日いるんだよな)

 

「新しい計算ドリル買ったから解きなさい」

「小説買ったから声に出して読みなさい(感情込めて読まないとダメなやつ)」

「小説読み終わった?なら原稿用紙に感想文書いて」

「アンタが書いた感想文さ、ダメな箇所は赤ペン引いてたから書き直して」

 

・・土曜日なのに平日以上の勤勉さを求められていました。

 

むしろ

 

「土曜日・日曜日こそ!他の子が遊んでいるから・・その間に勉強して他の子に差をつけるのよ!」←誰と競ってたのかは不明

 

って感じでした。

 

自分の意見も言わずに、反抗も抵抗もしない俺にも問題はあるとは思いますが

 

そもそも「親に嫌われたい子供」は世の中にいないので、期待に応えようと俺も必死でした。

 

・・・・っていうか!少しでも反抗したり、母親の思い通りに俺が動かなかったら・・メチャクチャ激怒されてたから従うしかねぇよ!

 

今、当時の母親を思い起こすと・・顔を真っ赤にしてヒステリックに大声を出しまくる表情しか思い出せません。。。

 

 

 

 

子供時代の俺は親の言うことのみを聞いて、その通りに動く、まさに操り人形でした。

 

自分自身が「○○がやりたい」「○○に興味がある」「○○が好きだ」という本当の思いは心の中に閉じ込めたまま

 

・親に嫌われたくない

・期待に応えないといけない

・いい子でなければ嫌われてしまう

 

という気持ちで毎日を過ごしていました。

 

 

そんな気持ちで毎日を過ごしていると

 

いつの間にか

 

自分で「何かを考える」ということを止めていました。

 

自分の意見を言うと、否定され、怒鳴られ、泣かされるからです。

 

「自分の意見を言うと親から嫌われてしまう」

 

という思いから

 

最終的に自分では何も考えない、常に親からの指示を待つ子供になっていました。

 

これが原因なのか・・今も「考えて行動する」というのが、とても苦手です。

 

あなたのやりたいようにして下さい!みたいなのが苦手です・・。指示くれよって感じです。考えるのマジで苦手じゃ!!

 

 

 

 

 

 

あれは・・自分で考えて行動できない操り人形だった、小学校四年生の頃。

 

まだ操り人形になって月日が浅かったからだろうか・・?完全な操り人形ではなかったのだろうか・・?

 

操り人形だったはずの俺の心を動かす人物に出会ってしまった・・

 

人形なのに動かないはずの心が動いてしまった・・

 

ある人物を見て・・

 

その人物とは・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イチロー(当時オリックス)だっ!!!

 

 

 

 

 

 

本当にイチローはかっこよかった!もちろん今も大好きである。(もしイチローが野球界から消えたら俺は号泣する。まだまだ引退すんなよ)

 

私の「人生で初めてかっこいいと思った有名人」がイチローであり、夢中になった。日本記録更新したから周りもイチローフィーバーだった。

 

 

 

そしたら当然・・

 

この気持ちが芽生える・・

 

 

 

 

 

「野球やりてぇ」

 

 

 

 

・・・・子供なんで単純だったと思いますが、本気で野球がしたかった。明日にでも野球部に入りたい気持ちだった。もし俺の友達全員が野球しないって言っても、それでも俺はやりたい!と思っていた。

 

こんなにも自分から何かをやってみたい!と思ったのは初めてだった。

 

 

 

この気持ちを親にぶつけないといけない・・

 

野球部に入部させろって伝えないと・・

 

 

 

しかし!当時の俺には苦い経験があった・・

 

イチローにハマる一年前・・

 

小学校全体でサッカーブームになり(ちょうどJリーグが開幕したから)

 

これまた近所の同級生全員(男子)がサッカー部に入部した・・

 

「みんなサッカー部に入ったから俺も入りたい」

 

と母親に伝えたところ・・

 

「はぁ!?何言ってんの!ケガして勉強に支障があったらどうすんの!!」

 

と怒鳴られ&マジギレされた・・

 

もちろんサッカー部には、近所では俺のみが入っていない状態になり、毎日一人で切なく下校していた。(放課後に友達みんながサッカーの練習服に着替えている所を見ないふりして通り過ぎ、一人で帰宅する切なさは泣けた)

 

そして家に帰ると・・母親の前で感情込めて本を音読してた俺。(みんながサッカー楽しんでいる時にさ)

 

 

 

 

 

・・・・この苦い経験がイチローに憧れている当時の俺の脳裏にチラついたが

 

サッカーの時と今回じゃ熱が違うぜ!!

 

絶対に!母親を説得する!!

 

と気合いを入れて、母親に伝えに行った・・

 

 

 

 

 

紋吉「野球部入りたい!野球したい!」

 

母親「はぁ!?ダメダメ!」

 

紋吉「なんで?本気でやってみたい!」

 

母親「どうすんの!?」

 

紋吉「・・なにが?」

 

母親「ケガして勉強に支障が出たらどうすんの!!!」

 

紋吉「・・・・はい。ごめんなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

・・・・あっさり負けたー!!!だってアイツすごい顔真っ赤にして、すごい大声で怒鳴るんだもん。そりゃ負けるさ。こちとら小四だぜ。。。

 

一年前のサッカーの時と全く同じ「ケガして勉強に支障が出るといけない理論」で負かされた俺。

 

じゃあ「ケガしないスポーツならいいのか」と一瞬思ったが・・

 

 

 

 

 

 

 

ケガしないスポーツとかないから(笑)

 

あったとしてもクソレアなスポーツだろ!

 

 

 

 

つまり「スポーツ禁止」を遠回しに母親から伝えられたってワケだ。

 

 

 

 

 

 

 

これをきっかけに

 

完全に俺は「完璧な操り人形」と化した。

 

自分の気持ちを伝えると傷ついてしまう。

 

なら・・何も考えないと傷はつかない。

 

そう。

 

操り人形でいた方が楽だな。

 

・・・・と小四の俺は悟った。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして数年が経ち

 

小学校を卒業する時期が近づいてきた・・。

 

操り人形の生活を続けていた俺は

 

小学校の卒業文集によくあるアンケート

 

「あなたの将来の夢は何ですか?」

 

に何も答えが出ず・・メチャクチャ困っていた。だって自分のやりたいことは考えないように生きてるからさ。。。答え出るわけねぇだろ。

 

この時、何の職業を書いたのか今も思い出せない。。。親を喜ばせる為に「公務員」とか書いたのかな(笑)

 

 

 

 

夢も希望も特にないまま・・・・

 

数日後に卒業式を迎える俺に母親が急に・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「中学生になったら、スポーツをしなさい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・マジ!?

 

 

スポーツ解禁キタコレ!!!

 

 

ヨッシャー!!!

 

俺は浮かれた。嬉しかったから。

 

勉強よりスポーツの方が何倍も好きだから。

 

 

 

 

そして中学生になった。

 

慣れない環境に少々戸惑いはあったが・・

 

スポーツ解禁を言われている俺は

 

「どの部活に入ろーかなー!!母親から直にスポーツやれって言われたからには夢中になって部活に打ち込むぞ!!」

 

・・・・とワクワクしていた。

 

 

 

 

 

 

 

数ヶ月後・・

 

 

俺は部活に夢中になっていた。

 

母親も応援してくれていることだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・と信じていたが

 

母親は全然応援などしていなかった。

 

むしろ母親は俺が部活をしている姿を嫌っていた。

 

 

 

「母親は俺が部活動をしている姿を嫌っている」ということに気付いたのは

 

ある事件があったからだ。

 

 

その「ある事件」とは・・・・次回へ続く。

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(俺の永遠のスター)