振り返ればオアシス!

桜田紋吉(もちろん仮名)です。特に何のテーマも無いブログ《ノンポリブログ》です。過去のエピソードを書く時は事実を元にして右往左往しながら書いているので100%ノンフィクションかと言われたら胸を張って「知らん!」と答えるつもりです。

あの日、俺は頭をフル回転させた。(後編)

お疲れ様!桜田紋吉(もちろん仮名)は私です!本日もシクヨロのヨロシクでお願いします。









今日の『は?』ですがぁぁぁぁー・・








いやぁー・・・切ないね。


マジで切ない気持ちになっちゃったよ。


【宮迫のYouTubeデビュー】で。







もう少しやり方なかったのかなぁ・・・


アレは心が痛いよ。。。


特に切なかったのは・・・


有名YouTuber(ユーチューバー)とのコラボ動画みたいなやつね。


先に言っとくけど・・・


俺はYouTubeで飯食ってる人は【凄い人】だと思っている。感覚がメチャクチャ良いんだろうなって羨ましい気持ちにもなる。


これから先、エンターテイメントの世界でメインになっていくであろうYouTubeで結果を出しているのは【凄い】としか言えない。







ただ『笑いのプロ』ではないんだよね。


YouTubeのプロ』なんだろうけど


『笑いのプロ』ではない。(言ってる俺は何のプロでもない)








もちろん宮迫は『笑いのプロ』であり


数ヶ月前まで笑いの世界では


現役バリバリの一軍選手だったわけ。







その宮迫がユーチューバーの横で頑張っている姿を見ていると・・・







現役のプロ野球選手が何らかの不祥事を起こし、プロの試合には出られませんと言われ


それでも選手は野球がしたいから・・・


野球がしたくてしたくて・・・


もう高校野球でもいいや!という気持ちになり


高校に入学して・・・野球部に入り・・・


高校生と一緒になって野球をしている。










・・・俺にはそんな感じに見えた。宮迫博之が。


そこでヒット打って楽しいのか?


学校のグラウンドで打つホームランより


東京ドームで打ったあのホームランを見せてくれよ。


・・・・そんな気分になった。


正直、残念な気持ちになったのは事実。







・・・・そんな時に


YouTubeデビューした宮迫博之明石家さんまが言った言葉が記事になっていた。


YouTube賛成派のさんまさんは宮迫に・・・


「ジッとしてると腕も落ちるやろうし」


と言ったと。









・・・・泣けるね。


いや、さんまさんがYouTubeに賛成だったから泣けるとかではなくて。


場所がYouTubeだろうが何だろうが


【宮迫のスキル低下を心配】をしていたことに泣けた。


まず、腕やろ。と。


『反省している・していない』『人に好かれている・嫌われている』『正解・不正解』よりも


まず、腕。スキルでしょ。と。









というわけで今日の『は?』は・・・


『は?確かに1番大事なのはソコですよね!』の『は?』でした。













ではでは前回の続きにいっちゃいましょうか!


前回のブログ↓
あの日、俺は頭をフル回転させた。(中編) - 振り返ればオアシス!














俺はパニックに陥っていた。


優しそうな中年男性からの優しくない質問に脳ミソをフル回転させていた。







もう気付けば・・・


5番のボンボンが喋っている。







次は俺の番だ・・・










どうする・・・





どうする・・・どうする・・・








おつまみ・・・






酒のアテ・・・






酒の肴(さかな)・・・






・・・ん?・・・肴?






・・・さかな?









あっ!!!











・・・アレだ!












【舟唄】だ!


八代亜紀の【舟唄】があるじゃねぇか!!!











そう。誰もが知っている名曲【舟唄】。


タイトルは知らない人でも


「しみじみ飲めば~♪しみじみとぉ~♪」


のサビは誰もが耳にしたことのある名曲である。







その【舟唄】の


歌い始めの歌詞をご存知だろうか?







「お酒はぬるめの~♪燗(かん)がいい~♪」


「肴(さかな)はあぶった~♪イカでいい~♪」








・・・・ね!!!


酒と肴(さかな)が出てくるね!!!


完璧!!!


キタキタキタッー!!!









本当にギリギリのところで【舟唄】が頭に浮かんだ。


マジで自分の頭の回転の早さと良さに感謝した。







後は・・・


歌詞を引用して・・・


『あえて【舟唄】の歌詞から抜粋して話してますよ~。色んな食材知ってますけど皆さんを楽しませる為に、わざと【舟唄】で皆さんを楽しませようと話してますよ~。』って感じの


余裕たっぷりでジョークを言っている雰囲気を出しながらカマせば完璧でしょ!


日本酒ファンの中には年配の方もたくさんいるし【舟唄】で間違いないでしょ!


・・・よし。我ながら最高。


だってユーモアたっぷりだからね!









俺は急に自信満々な姿に様変わりした。


『おい!5番!早く話終われ!俺にマイク渡さんかい!』と心の中で叫ぶ余裕も出ていた。














ついに俺の番になった。


マイク片手に自信満々で喋りだした。











「俺のオススメの酒の肴(さかな)は・・・そうですねぇー・・・昔から言うように『お酒はぬるめの燗(かん)』で『肴(さかな)は炙ったイカ』が抜群に『しみじみ飲め』ますね!」←自信満々だったからゆっくりと話してやったぜ。












・・・決まった!完全に決まった!!!


俺は過去最大級のドヤ顔を浮かべた。














・・・すると













あら!びっくり!!!















想定の何倍もの・・・














激スベリ!!!!!


鬼スベリ!!!!!


極スベリじゃ!!!!!!(ってかスベるとは夢にも思ってなかったんですけど)


いや、こんなにスベることってある?


俺の心臓の音しか聞こえてないんですけど?(スベり過ぎて鼓動が爆音)













・・・恥ずかしい!恥ずかしい!恥ずかしい!


マジで恥ずかしいって!!!


絶対に顔真っ赤になってる!絶対に!!!


なに?なに?なに?なに?夢かコレ?


この大人数が俺の言葉で静寂になるってマジかよ!


ドッキリか?モニタリング?












・・・頼むから誰か俺を殺してくれ!!!












俺は仮死状態に入った。


その証拠に・・・


ステージをどうやって降りたとか、どうやって試飲ブースまで行ったのか等の『スベった直後の記憶』が一秒も残っていない。











気がつくと・・・


俺は自社の日本酒が置いてある試飲ブースに立っていた。


そこで


「どうぞー。試飲して下さーい。どうぞー。」


と仮死状態のまま


営業と呼ぶには程遠い『無気力営業』を行っていた。







そんな仮死状態の俺に一人の若い女性(日本酒ファンの人ね)が


近寄って話し掛けてきた。











「さっきのって【舟唄】ですよね!?メチャクチャ面白かったです!思わず笑っちゃいそうになりましたよー!」


とびきりの笑顔で俺に話してくれた。










仮死状態の俺は


とびきり小さい声で・・・

















「いや、笑えよ」


とだけ答えた。
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(マジのスベり体験でした。頭の回転が早いのって良いことばかりじゃないですね。あの日だけは俺が世界で一番【舟唄】が似合う哀愁を漂わせていたはず)