お疲れ様です。今日も読んだ後に何も残らない文章を。そんな桜田紋吉(もちろん仮名)です。よろしく。
さっそくではあるが・・・
アナタは「男から見てもカッコいい男性有名人って誰?」って聞かれたら誰と答えますか?
そんな質問は誰もしねぇよ!・・・なーんてクソ野暮なツッコミは無しにしてもらいたい。(誰に言ってんだ)
まず俺だったら『イチロー』ね。鉄板でしょ。
イチローなんて全世代の男性からカッコいい男として認識されてんじゃないの?もちろん男性からだけじゃないだろうけど。
彼のカッコ良さを説明する必要すら無いもんね。異論ナシでしょ。
で
俺には・・・もう1人いるんだよね・・・。
35歳の俺が20年前から「アイツは男が惚れるタイプの男だ!」と豪語している男が・・・
それは・・・
長瀬智也だっ!!!(異論ナシだろ?)
俺は長瀬智也が大好きだ。
コミカルかつ迫力満点の演技・・・
見た目とは真逆のキーの高い歌声・・・
そしてやっぱりアレだろ・・・
ジャニーズとは思えない男臭さ全開の風貌!
もう『男臭さ』だけで優勝だろ!!!
ってか
俺みたいな30代男性には長瀬智也ファンが多い。かなり多い。
イチローみたいに『全世代に愛されている』っていうよりは
『俺ら世代の男性には異様に愛されている』という表現の方が似合うかもしれない。
何を隠そう俺ら世代は・・・
長瀬が2000年に主演したドラマ『池袋ウエストゲートパーク』にハマった男が腐るほどいる。
あの頃の男子は100%全員が視聴したといっても過言ではない。マジで。
誰もが長瀬に憧れていたんだ。。。
そして俺なんか落語大好きなもんだから『タイガー&ドラゴン』には必然的にハマり・・・
人生これからどうしよう・・・って悩んで落ち込んでいた時期には『マイ★ボス マイ★ヒーロー』で笑いを提供してもらって心が軽くなり・・・
社会人になって普通の日々を淡々と過ごしている時期には『クロコーチ』で刺激的な時間を過ごさせてもらうことができた。
だから
俺の人生には『長瀬智也に救われた時間』が間違いなく存在している。感謝だ。
今、Wikipediaで長瀬智也の出演ドラマを調べてみたが・・・
俺は長瀬智也の出演ドラマを8割は見ている。自分でも驚いた。
意外とめちゃくちゃ見てんだもん。
『白線流し』から『ごめん、愛してる』まで見てるから俺!ごめん、見ちゃってる!
ってことは・・・
人生の半分は『長瀬ドラマ』と過ごしてきた。
色んな長瀬智也を見てきた・・・。
全部が最高の長瀬だった・・・。
全部カッコいい・・・。
そんな長瀬智也は今年の3月で『事実上の引退』となる。
ジャニーズを離れて裏方になることを希望しているらしい。
ってことは引退だな。・・・寂しい。
思い入れが強すぎて寂しさがエグい。
そんな切ない気持ちを抱きながら
先週から始まった長瀬智也のラスト出演ドラマ『俺の家の話』を視聴した。
・・・もう最高。最高。最高。
最後のドラマにして長瀬ドラマ史上過去最高の品質。マジで良作!!!
キャストも今までの長瀬ドラマで輝きを放ったメンバーで固めてて『長瀬智也のラストの為に俺達の力で華々しい花道を作ろうぜ!』って感じで最高よマジで。
しかも・・・
ドラマの内容が抜群。いやマジで。
このドラマって・・・
長瀬智也のドラマにどっぷりハマってきた30代前半から40代前半の男性へ向けてのメッセージとしか思えん。。。
俺達へ向けてのラストメッセージとして放送しているに違いないって!!!
そりゃ『長瀬智也の最後のドラマ』として作られたのか『たまたまコレが最後のドラマになっちゃった』のかは知らんけどさ。長瀬が脚本書いているわけじゃないけどさ。
ドラマの内容が
俺達の世代が今から直面する(もう直面している奴もいるだろう)問題を取り扱っているわけよ!
これから仕事どうするか?親の介護は?兄弟との向き合い方は?子供・嫁との関わり方は?
・・・って全部が俺達が今から目の当たりにするやつばかりだから!
もちろん
クドカン脚本なので笑いのエッセンスが存分に含まれていて重い内容に見えないわけよ。サクサクと見れる。
完全に俺は長瀬&クドカンの黄金タッグが『長瀬&クドカンを見て育ってきた世代へのラストメッセージ』として作ったドラマだと信じている。
『あの頃、まだ少年だった君達へ。』ってことで受け取っている。
本当に最後で最高の大傑作になる予感大だ。
少しネタバレになるが震えたシーンを紹介させてほしい・・・
生まれた時から家業を継ぐのが当たり前という家庭で育った主人公(長瀬)は『なんで?なんで俺が継ぐ?』という気持ちを小さい頃から抱いていた。
好きなことをやりたい!と思っても家業を継がないといけない。
父親に「なんで俺が継がなきゃダメなの?」と聞いても・・・
「(家業とは)そういうもんなんだ。」
としか言ってもらえない。
結局、中学を卒業した後に主人公(長瀬)は家を飛び出し憧れていた別世界へと身を置く。もちろん親とは疎遠になった。
それから25年が経ち・・・
『父親が脳梗塞で倒れ、身体に麻痺が残ったので介護をしないといけない』との連絡が。
なんだかんだで主人公(長瀬)が父親の面倒を見ることになった。
25年ぶりの実家・・・
父親は風呂も1人では入れない。オムツを装着しオムツ交換も1人では出来ない。認知症も進んできた。
どんどんダメになっていく自分に落ち込んでいく父親。
そんな弱っていく自分を認めたくない気持ちと息子に介護されている照れ臭さから
息子(主人公)に風呂場で身体を洗ってもらっている時についつい父親は嫌味を言ってしまう。
そんな父親に対し主人公(長瀬)は「照れ臭いのはお互い様だろ」と一蹴。
弱っていく父親の身体を洗いながら
主人公(長瀬)は厳しくて冷徹だった頃の父親を思い出す・・・
そして
「・・・アンタは俺が小さい頃オムツすら替えてくれたことが無いんだって?」
と問い掛ける。
父親は「俺がオムツ交換なんてやるわけねぇだろ」と息子(長瀬)をバカにしたような態度で返答する・・・
主人公(長瀬)は父親の身体を洗っている手を止め・・・
「俺は全部やってやる。アンタが俺にやってくれなかったこと全部やってやるよ。」
数秒の沈黙が流れ・・・
「何でか分かるか?」
主人公(長瀬)は『なぜ俺が「全部やってやる」なんて言葉をアンタに言ってんのか理由が分かるか?』と再び問い掛ける。
その問いに対して答えを見つけることが出来ない父親・・・。
またも数秒の沈黙が流れ・・・
主人公(長瀬)は父親に顔を近付けて一言だけ伝えた・・・
「・・・そういうもんだからだよ。」
と過去に何度も自分が浴びせられた言葉を今度は自分が父親に浴びせた。
その言葉を聞いた父親は「・・・ふふっ」と笑みを浮かべ
主人公(長瀬)は「だから!ホラ!チン●ンも洗ってやるから股広げろ!」と照れながらも再び父親の身体を洗い始めた。
・・・って
このシーンで俺は泣いたね!号泣!!!
家族って難しいじゃんね?色々とさ。
確かに『なぜ家業を継いでいかないとダメなのか?』って言われても理屈じゃないしね。「そんなもんだから」としか言えないし。
『なぜ家族が介護するのか?』って言われても理屈じゃないもんね。
そもそも『家族』とか『人生』って理屈じゃないんだし。説明なんか出来ないもんだろ。
それを『そんなもんだ』と割り切って過ごしたり、ガツンと向き合って苦しくなったりの連続だから。
・・・って頭では分かっているけど
それをドラマにされたら泣くって!!!
とりあえず最高!このドラマ最高!!!
こうなりゃ最後まで『ラスト長瀬』を見届けるしかねぇ。
長瀬からのラストメッセージをしっかりと受け止めてやる!!!
長瀬よ・・・サヨナラは・・・
まだ言わないぜ !!!(言い回しがダサい)
(長瀬の代わりなんていないだろ。長瀬が爺さんになるまで見ていたかったなぁ)