振り返ればオアシス!

桜田紋吉(もちろん仮名)です。特に何のテーマも無いブログ《ノンポリブログ》です。過去のエピソードを書く時は事実を元にして右往左往しながら書いているので100%ノンフィクションかと言われたら胸を張って「知らん!」と答えるつもりです。

また会ってきたよ!

こんにちは。桜田紋吉です。

 

ゴリゴリのオッサンなんですが最近やけに気分が落ちています。

 

 

 

 

 

 

・・・ってことで

 

また会ってきた。

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(The FIRST SLAM DUNK

 

 

 

 

 

 

 

職場を早退して見てきた。

 

家族には秘密で。

 

同じ映画を何回も映画館で見るって感覚は嫁さんには理解不能だろうから。

 

しかも嫁さんはスラムダンクに興味ゼロだしなぁ。

 

俺は来月も見に行く気がする。

 

 

 

 

 

 

なんでだろうなぁ。

 

なんで毎回、感動するんだろう。

 

なんで毎回、面白すぎるんだろう。

 

年に1回『となりのトトロ』を金曜ロードショーで見ちゃう感覚とは違うんだよなぁ。

 

もうスラムダンクの映画を見た人も多いと思うから内容も含めて書いちゃうけどさ・・・

 

 

 

 

現実世界のスポーツと

 

漫画やアニメでの二次元の中のスポーツって

 

今まで何億回も試合って開催されてると思うんだよね。(全スポーツ含めて)

 

野球・サッカー・バスケ・卓球とか書ききれない程、試合は行われているんだよ。

 

オリンピックや高校野球とかさ。

 

現実世界と漫画・アニメを合わせたら星の数より多いと思うわけ。試合の数って。

 

 

 

 

星の数より多い試合の中で

 

一番面白くて感動する試合ってさ

 

湘北高校VS山王工業』

 

・・・じゃないか?

 

もちろん

 

異論は認めるけども。

 

アレを超える試合は・・・

 

ちょっと考えられない。

 

「そりゃ漫画の話だからね!」で済ますことは簡単。

 

でも

 

映画を見た人なら分かるはず。

 

 

 

アニメの域を超えていたであろう

 

あの『ドリブルの音』・・・

 

あの『バッシュがキュッと鳴る音』・・・

 

『身体がぶつかり合う音』や『歓声』・・・

 

音だけではなく

 

『ゴールネットが揺れる描写』

 

『身体から出る汗』『選手の呼吸』

 

そして

 

俺が一番グッときたのは

 

『現実世界のバスケと同じスピード』だ。

 

 

 

 

映画が公開される前までは

 

うっすら皆が思っていた。

 

『漫画だから』ってね。

 

それを映画で打ち消してくれた。(昔、スラムダンクのアニメも放送されてはいたけどもアレは漫画要素満載っていうか、スポーツっていうか、漫画っていうか・・・。ハッキリ言ってグッとくる感じではなかったかな!悪いけど!)

 

 

 

 

『漫画だからねぇ。実際はそんなに喋りながら試合しねぇだろ。』

『漫画だから、たった40分の試合を濃厚に描けるんだよ。』

『漫画だから・・・』

『漫画だから・・・』

『漫画だから・・・』

 

 

 

 

しかし

 

すべての『漫画だから』を打ち消した。

 

井上雄彦(今回は映画監督も兼任)に引いたもんね。

 

どんだけ天才なんだよって。

 

あの伝説の山王戦を

 

現実の試合時間40分に仕上げてんだもん。

 

単行本だったら7巻分よ。(25巻から31巻が山王戦ね)

 

 

 

 

しかも

 

それぞれのキャラクターの過去も映画にしっかりと加えてさ。(漫画を読んだことない人も映画にハマる理由がコレよ)

 

それだけじゃなくて

 

今まで謎だった

 

宮城リョータの過去を主軸にして映画という名の試合が進むっていう新しさね。

 

もはや

 

映画鑑賞ではなく

 

スポーツ観戦なわけ!

 

 

 

 

 

 

湘北のメンバーだけキャラクターを目立たせるのかと思いきや

 

相手の山王工業のメンバーまで完璧に引き立たせるっていう神業。

 

これによって

 

どっちのチームも魅力的なわけよ。

 

 

 

 

特に

 

漫画では描かれていない

 

山王工業のエース『沢北』の『願い』ね。

 

あの『願い』の場面に

 

沢北は

 

ただの日本一のエースじゃなくて(それでもスゴい日本一のエースだけど)

 

『心の底からバスケが誰よりも上手くなりたいと願っている正真正銘のアスリート』

 

って気付かされるんだよなぁ。

 

 

 

 

漫画だとさ

 

沢北って

 

『バスケがメチャクチャ上手いから日本では相手がいなくなって、アメリカというバスケの本場に行っちゃう奴』

 

って感じなのよ。

 

 

 

それがさ・・・

 

ちゃんと努力してんの。沢北。

 

才能だけじゃないのよ。

 

神社の長い階段とか1人でダッシュして足腰のトレーニングに励んでいるわけ。

 

俺からすると

 

『そんなに努力してたんだ!』って新たな発見よ。

 

でさ

 

神社で神様に願いを込めながら祈るわけ。

 

高校バスケでやれることは全部やり切りました。もし足りないなら自分に必要な経験を下さい。」

 

って祈るわけさ!

 

『今の自分は完璧だ。でも足りないものがあるとするならば、その足りていない部分を得る経験や機会を俺にくれ!』って。

 

・・・いや、スゴい台詞じゃない?

 

とんでもないアスリートやんけ。本物やん。

 

 

 

そして

 

バスケの神様は

 

インターハイ

 

沢北に足りなかった『負けるという経験』を与えるんだなぁ。

 

この場面があったから

 

山王工業の監督が試合後に

 

「『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産となる」

 

って言った時に

 

漫画で描かれていた時よりも感動が増して泣けてくんのよ。

 

たまらんよ。マジで。

 

 

 

 

 

俺なんてさ

 

『湘北VS山王』って

 

漫画では100回以上は読んだわけ。

 

絵も言葉も全部記憶してるレベルで。

 

そんな俺だけど

 

映画を見ることによって

 

初めて気付いた部分があるんだよね。

 

 

 

 

それはさ

 

試合の終盤で桜木が背中を強打して

 

ベンチに引っ込むでしょ?

 

 

ベンチで安西先生とかと絡むんだけど(オヤジの栄光時代はいつだよ?の辺りね)

 

その後に

 

流川がさ

 

「目障りなんだよ。そんなとこボーッと立ってやがるとよ。出るなら出ろ。」

 

って言うでしょ?

 

 

桜木が試合に戻るじゃん。

 

 

 

 

 

あそこ気付いた?

 

俺の記憶が正しければ

 

漫画では

 

流川がたまたまファールして一瞬だけ試合がストップしている時に

 

「出るなら出ろ」って言ってたような感じなんだけど・・・

 

 

 

 

 

映画を見てハッキリと分かった。

 

 

 

 

 

 

完全に流川はわざとファールしている。

 

『選手交代の時間を確保する』

『桜木に「出るなら出ろ」って伝えたい』

 

・・・この考えが流川にはあったんだよ!

 

だから

 

桜木の目の前でファールしたんだよ!!!

 

よくよく考えると

 

ここで流川がファールしなかったら

 

桜木には選手交代の時間がなかったはず。

 

試合時間が残り1分ぐらいだったし。

 

つまり

 

流川には

 

『オマエ(桜木)がいなきゃ勝てねぇんだよ!どあほう!!!』

 

の気持ちがあったってこと!!!

 

偶然のファールじゃないって!!!

 

 

 

 

 

 

・・・いや、100回以上も読んで気付くことってある?

 

自分でも驚いたんだけど。

 

 

 

 

 

 

本当にスラムダンクは最高。

 

最高と思うと同時に

 

映画のエンドロールを見て思うことがある。

 

映画のエンドロールって

 

映画に携わった人の名前が

 

何百人と出てくる。何千人かも。

 

それを見て思う。

 

 

 

 

『なんで俺の名前は出てこないんだろう?』

 

 

 

 

ってね。

 

そりゃ映画に1ミリも携わっていないんだから

 

出てこないのは当たり前なんだけど

 

スラムダンクというものを

 

これだけ愛してんのに

 

1ミリも携わっていない悲しさね。

 

田舎で誰でも出来るような仕事を

 

毎日している俺には

 

映画作りとかマジで無関係なんだけどさ。

 

 

 

 

小さな頃から

 

ずっとスラムダンクに世話になってさ

 

学生時代とかに

 

『いつか山王戦が映画化されるはず。その時に少しでもいいからスラムダンクに携わってエンドロールに名前が入るような仕事に就こう!』

 

『少しでいいからスラムダンクに恩返しをしたい!そんな仕事に就きたい!』

 

・・・ってなぜ思わなかったんだろう。(思うわけないだろ)

 

 

 

 

 

スラムダンクのエンドロールに名前が入るって最高だろうなぁ。

 

胸がアツくなるだろうなぁ。

 

スラムダンクを読んでいた当時は

 

自分の未来に対してワクワクしていたなぁ。

 

「あきらめたら試合終了ですよ」・・・か。

 

そうかぁー・・・。

 

 

 

 

 

何の試合も開始さえされていないような俺の人生は何なんだろうな。

 

今でもスラムダンクは輝いていて

 

今でも輝いていない自分自身に引く。

 

それにも気付いた。

 

スラムダンクを見ると

 

小さな俺の当時の純粋さを思い出すんだよ。

 

結構、胸が痛むよね。

 

そこだけが

 

スラムダンクの映画のマイナスポイントね。

 

マジでそこだけ。(つまり完璧)f:id:oasis2018:20230204145907j:image

(ほんっとに最高の映画だったよな?漫画の山王戦より興奮するって嘘みたいだ)