こんにちは!桜田紋吉(もちろん仮名)です!
最近「は?」と思ったことは・・・
ウチの会社の経営者に呼ばれて個人面談みたいなやつがあったんですが(何の為の面談だったのかは未だに不明)その時に『少人数の会社なのでコミュニケーションをもっと積極的に行うように』と言われました。もちろん優等生キャラで『はい!』と返事をしてやりましたよ。
で翌日の朝、経営者に『おはようございます!お疲れ様です!』と爽やかに挨拶をカマしてやりました。(やれやれ)
すると経営者の方は
俺の方を見向きもしないで
パソコンを見ながら『おぅ』と聞こえるか聞こえないかの小さな声で言ってたんだよねぇー・・・・
・・・・オッケー。なるほどなるほど。
そんな感じだからコミュニケーション取ろうと思わねぇんだよ!!!説得力ゼロか!!!
「は?まずはオマエがちゃんとやれや」ってマジで思いましたね。自分は挨拶する側じゃなくて、挨拶される側だと思ってんのか?そこらへん麻痺してんのか?
・・・・はい。(まぁそこまでキレるほどでもないよね)
それでは前回のブログです↓
爆笑問題のカッコ良さに気付いていますか? - 振り返ればオアシス!
前回のブログでは爆笑問題のカッコ良さを伝えるつもりで熱くウザく語りましたが・・
やはり
個人個人(太田光・田中裕二)で分けて語らないとダメですわ。個別に語らせて!
というわけで
本日は『太田光』にスポットを当てましょう~!
(ファンからは毎日ぴょん吉Tシャツしか着ない男で有名)
このブログを読んでいる皆さんは爆笑問題・太田光に対してどのようなイメージをお持ちですか?(あえて呼び捨てで書いてますよ。愛を込めての呼び捨てよ)
『空気を壊す奴』
『落ち着きがない』
『言動が過激』
『面倒臭そう』
・・等々、マイナスなイメージをお持ちの方が多いと思われます。(もちろん『面白い』とか『センス抜群』みたいなイメージが前提に有るということにしたい)
皆さんのお持ちのそのイメージは・・
正解です!!!(いや、正解なんかい)
完全に大正解ですね。
私もそう思うし。
ただ・・
太田光はすべてを分かってやっています。(私の個人的な解釈のみで語りますよ)
これは所謂「やらせ」とかいう意味ではありません。
無理してキャラクターを作っているというわけでもありません。
私が思うに・・
『芸人としての使命を全うしている人』なんです。
太田光の言動や行動にはすべて
『芸人なんだから◯◯な奴がいないといけない』というフレーズが当てはまります。『◯◯な奴』を彼は使命感を持ちながら全うしています。
『芸人なんだから空気を壊す奴がいないといけない』
『芸人なんだから落ち着きがない奴がいないといけない』
『芸人なんだから言動が過激な奴がいないといけない』
『芸人なんだから面倒臭そうな奴がいないといけない』
つまりは
【芸人が真面目でどうする?】
と自分に言い聞かせ、己を鼓舞し暴れまくっているのです(大袈裟+カッコよく言い過ぎてメンゴ)
現在の『コンプライアンス守りまくりの時代』に丸くならずに【真面目に不真面目をやっている人間】はかなり貴重です。
今の時代、芸人はほぼすべての人が『いい人』でなければいけません。特にテレビに出ているトップランナーであれば尚更です。
空気を壊さず、司会者の邪魔をせず、誰かを傷つけるような発言は厳禁です。
というか・・今の芸人さんは目標が『雛壇』になっているようなので『いい人』でないと絶対にダメですね。これは仕方ないと思います。あまりにも王様達(天下を獲った芸人)が多すぎるからです。しかも辞めないし。
逆に言うと・・王様達(天下を獲った芸人)は『いい人』を演じてはいない。ごく稀に「ウッチャンナンチャン」のような『いい人のまま』王様の座に就く方々もいますが、現在の王様のほとんどが王様になる前は『いい人』ではなかった気がします。
断トツに良い例は猿岩石の後の有吉弘行さんですね。明らかに他の芸人とは色が違っていました。ブレずに『いい人』の枠を壊していくと王様になったという良い例だと思います。
しかし・・
当たり前ですが、王様になってしまうと皆さん丸くなります。そりゃそうです。王様なんですから。
王様が滅茶苦茶だと崩壊しちゃいますからね。王様になるまでは『いい人』を崩しながら走りますが、王様になった後は上手くバランスを取りながら歩き続けます。まぁ・・そりゃそうだよねぇー・・って感じです。
なのに太田光という男は・・!
右往左往に走りまくります!!!
言いたいことを言いまくります!!!
『なぜなら【芸人】だから』
この考えこそ、太田光の【お笑い芸人】という職業に対する愛情だと思います(これは太田光が言ったわけじゃなくて俺の個人的見解!だから違っていても勘弁)
太田光という男は
俺の勝手な想像ですが・・
コレが面白いとか面白くないとかの前に
『まずは言いたいことを言う』
これこそが芸人という表現者としての最低限の自分に課したルールだと思っているように感じます。
先日・・
私が十数年、毎週聴いている『爆笑問題カーボーイ』というラジオ番組で太田光が・・
「プロの芸人ならTwitter辞めろ」(ある芸人さんに対して)
と吠えていました。
その理由が・・
「俺は学生時代は友達ゼロだった。発言権なんか全くなかった。いつか有名になって、表現する場・発言する場をほしいと思った。だから、その場所の取り合いをやってきたんだ!」※すべてのセリフを正確に覚えてはいないです。当たり前だろ。
「俺が売れなくなってマスコミから追い出されたとしたら、金すら貰えない発言はしない。だからこそ必死になってやっているんだ!プロの芸人だったら発言の場所をTwitterに求めるな!」※すべてのセリフを正確に覚えてはいないです。当たり前だろ。
この怒鳴りに俺は胸が震えました。そして熱くなった。
なぜなら
約20年前の太田光と何もブレずに変化していなかったからです。
あれは・・・
約20年前のフジテレビ系の生放送だったと思う、多分・・27時間テレビの中のワンコーナーだったようなー・・
そのコーナーの司会者は明石家さんま。
その明石家さんまの周りを多くの芸人が取り囲んでいた。(さんま御殿の若手芸人バージョンみたいな)
明石家さんまの近くに大勢の吉本芸人が配置されており、さんまから離れた場所のイスに爆笑問題が座らされていた。(昔の記憶なので完コピは無理!)
そのコーナーが始まって数分間は
ありきたりな『さんまと吉本芸人のカラミ』が続いていた。(お約束みたいなやつね)
すると・・
「俺達は吉本所属じゃねぇから、この扱いかよ!」
と怒鳴り出す太田光。
笑いながら「すまん!すまん!そんなワケやないねん!」と言っていた当時の明石家さんまを見て俺は思った・・
『あっ。さんまさん、少し笑顔がひきつっているな・・。痛いトコ突かれたんだなぁ。珍しいな』
太田光の勢いが強過ぎたのか、さんまがまだまだやりたい流れがあったからなのか
さんまの笑顔は間違いなく、ひきつっていた。
しかし、さんまの表情など当時の太田光にとっては無関係。
その後も端の席に座っていることなんか関係ねぇと言わんばかりの活躍で自分で発言の場と時間を掴み取り、暴れまくる太田。
この放送の強烈なインパクトが忘れられない俺だからこそ(正確な記憶ではないかも。20年も前だからさぁ)
先日のラジオの
【発言の場所の取り合いを俺達はやってきたんだ】
という言葉の重さに胸が熱くなったのだ。
【芸人は真面目ではいけない】
ということは
【芸人は自由でなければならない】
この自由を勝ち取る為に、太田光は戦い続けてきたのだ。
そして
今や
『太田光だったら何も言っても大丈夫。何をやっても大丈夫。だって太田光なのだから』
と周りが認めるようになったような気がする。
しかし・・
彼はまだまだ戦いの手を止めない。
止めるわけがない。
なぜなら
彼は【芸人】だからだ。
いつまでも夢中で戦い続けている爆笑問題・太田光を俺は愛さずにはいられないんだよね(キモい言い方で終わっちゃったよ)
(愛情・優しさ・狂気すべてを持った男。いつまでもガリガリな身体と滑稽な猫背も愛さずにはいられないのだ。次回はついに爆笑問題・田中裕二についてウザく熱く語ろうか。ふふふ)