振り返ればオアシス!

桜田紋吉(もちろん仮名)です。特に何のテーマも無いブログ《ノンポリブログ》です。過去のエピソードを書く時は事実を元にして右往左往しながら書いているので100%ノンフィクションかと言われたら胸を張って「知らん!」と答えるつもりです。

絆を深めるソーラン節①

こんにちは!桜田紋吉です。

 

今日もヨロシクお願いします。読んでや〜。

 

 

 

 

さて・・・

 

前々回は中学生の頃の話をした。

 

今回は・・・

 

また中学生の頃の話じゃい!!!

 

・・・いや、分かるよ。分かる。分かる。

 

四捨五入して40歳になろうとしているオッサンが中学生の頃の話って・・・

 

キモっ。

 

いつまで学生時代に引っ張られてんのって感じだよねー!

 

 

 

 

 

 

しかし!

 

今から書く話は

 

俺がいつか書こうと決めていた話なので

 

我慢して読んでくれ。

 

 

 

 

では書き始めちゃお。

 

 

 

 

 

俺が中2から中3の頃って

 

テレビドラマの金八先生(シーズン5)が流行してた。

 

 

その金八先生の話の中で

 

ソーラン節を生徒達が練習して踊って

 

みんなの絆を深めるみたいな場面が多々あったわけ。


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「ソーラン!ソーラン!」ってやつ。

 

 

 

 

 

 

で!で!で!

 

中3の6月頃に

 

なーんでか俺の中学校でもソーラン節を踊ろうって先生が言い出した。。。

 

しかも

 

俺のクラスの担任の先生が言い出した。。。

 

その様子を俺は鮮明に覚えてる↓

 

 

 

 

 

中学校の生徒全員が集まって

 

全校朝会が行われて

 

さぁ全校朝会が終わるぞーってタイミングで

 

『3年生は全員そのまま座ってろ』って指示が出た。

 

なんで3年だけ?・・・周りがザワザワしてたね。

 

そしたら

 

俺の担任の先生が舞台に上がり

 

「絆を深めたいとは思わないか?」

 

とか言い始めた。

 

 

 

 

 

 

いきなり何!?って困ったもん俺。

 

先生が言うには「1年生・2年生はまとまりがあります!でも3年生は残り数ヶ月で卒業なのにまとまりが無い!」だってさ。

 

からしたら

 

『先生は学校全体の様子を見てるんだろうけど生徒一人一人は自分のクラスの様子ぐらいしか見てないよ』

 

って『まとまらなきゃいけない必要性』が微妙に理解不能だった。

 

そうだろ?

 

生徒が個人的に『学校全体でまとまらないとダメだ!』って思うわけないじゃん。

 

 

 

 

 

だから

 

いくら自分の担任の先生から「絆を〜」って言われても

 

は?って感じよ。

 

でも!

 

なぜか他のクラスの生徒数名が

 

「絆・・・深めたいです!!!」

 

って叫んだんだよね。。。

 

マジかよ。。。

 

 

 

 

変だなぁー・・・と思ったね俺は。

 

よくよく考えてみると

 

叫んだ生徒って陸上部の連中だった。

 

 

俺の担任の先生は陸上部の顧問もやってたから

 

最初から打ち合わせしてたんだろうな。

 

超絶に変な雰囲気だったもん。

 

 

 

 

陸上部の奴ら数人が「深めたい!」とか言うもんだから(言わされてる可能性大だけど)

 

先生も予定通り「そうだろ?深めたいだろ?皆もそうだよな!?」って話が進むわけ。

 

 

 

 

結果的に

 

金八先生でソーラン節を教えている本物の指導者に依頼します!』

 

・・・まで話は進んだ。

 

 

 

 

 

それから数日後・・・

 

また3年生だけ体育館へ集合。

 

『やれやれ・・・またソーラン節の話かぁ』

 

ってほとんどの生徒が思ってたね。

 

面倒臭そうな表情してたよ。

 

 

 

すると

 

お馴染みの担任の先生が言ったよ。

 

「ソーラン節の指導を断られました!」

 

ってね。

 

 

 

 

誰もが『そうか!そうか!それじゃソーラン節の件は無かったことで!』の心情だったと思うんだけど

 

先生が・・・

 

「このまま諦めていいんですか!!!」

 

なぜか半ギレでテンション高かったんだよ。

 

『いや、そこまで踊りたい欲望ねぇよ』

 

とは誰も言えないからさ。

 

結局、半ギレの先生の言うままに話が進んでいった。

 

いっつも大人が勝手に話を進めるんだよな。

 

 

 

 

本当に変な話なんだけど

 

『ソーラン節を教えている指導者(断られた指導者)に一人一人が手紙を書いて熱意を伝える』

 

って流れになったのよ。。。

 

とんでもない強引な流れだよね。。。

 

その日に学校休んで『え?ソーラン節?何の話?なーんも聞いてないよ!』みたいな生徒まで手紙を書かなきゃいけないって。。。

 

もうソーラン節に取り憑かれてるよ先生。。。

 

 

 

 

んで

 

この俺も書いたよ手紙。

 

『皆と絆を深めたいです』って。

 

いや、そうでしょ?

 

絶対に先生が一人一人の手紙の中身をチェックするわけじゃん?

 

だったら本心は書けないよねぇ。

 

『踊って絆が深まるんだったらSMAPは解散してねぇだろ』とか今だったら書きたいけどね。

 

まぁ当時は余裕でSMAPは大活躍してたから書くわけないんだけどさ。

 

そもそも

 

中3の俺が本心を書けるわけない。

 

なぜなら・・・

 

 

 

 

過去のブログでも書いたけど

 

中学生の頃の俺なんて

 

『母親の顔色を気にしなきゃ!』

『先生には良い生徒と思われなきゃ!』

『皆と仲良くしてる奴を演じなきゃ!』

 

の三本柱で生活してたと言っても過言じゃないから。

 

自我が無かったから。

 

だから丁寧に書いたよ手紙。

 

 

 

 

 

それから

 

再び3年生だけ体育館へ呼び出され

 

担任の先生が舞台上で叫んだ。

 

「皆の熱意が伝わりました!」

 

ニコニコ顔だったよ先生。

 

 

 

 

先生は上機嫌に話し始めたね。

 

「9月の体育祭で保護者様の前で踊ろう!」

 

って感じよ。

 

 

 

 

 

まぁいいよ。いいよ。

 

もう仕方ないから。

 

そんな流れになったんなら。

 

でも練習をガンガンやっちゃうのは勘弁よ。

 

そこまで熱くはなれんよ俺は。

 

 

 

でも

 

どんどん話が進む進む。

 

気付いたら

 

先生が様々な決定事項を説明してた。

 

 

 

 

 

『指導者が来るのは8月の後半。3日間だけソーラン節を指導してくれる。』

『3年生だけでも300人以上いるので全員を指導するのは無理だと連絡があった。』

『よって各クラスにソーラン節の代表者を3人だけ選出し、その3人をリーダーとする。』

『各クラスのソーラン節のリーダーは8月後半の3日間で完璧にソーラン節を覚えるように努力する。』

『そのリーダー達は9月に入ったら体育祭の練習と同時にリーダー以外の生徒にソーラン節を教える。』

『で体育祭の本番には3年生全員が完璧に踊れるようにする。』

 

 

 

 

・・・だってさ。

 

各クラスにリーダー3人ってことは

 

クラスが10クラスあるから合計30人。

 

リーダーに選ばれた人は

 

有無を言わさず8月の後半に3日間も登校してソーラン節を必死になって覚えなきゃダメなんだって。

 

せっかく部活動も引退してマイペースな夏を過ごせるのにねぇ。

 

 

誰がどうやってリーダーを決めるのかってことなんだけどもぉー・・・

 

各クラスの担任の先生が勝手に決めるってことになった。

 

まぁ俺としては『ふーん』以外の言葉は出なかったけどね。

 

 

 

 

教室に戻ったら

 

さっそく担任の先生がリーダーを発表してたよ。

 

もうソーラン節しか頭の中にないんだろう。

 

 

 

 

 

まず1人目のリーダーが

 

女子だった。

 

部活動ではキャプテンをやってた人。

 

まさにソーラン節のリーダーとか似合う感じのボーイッシュな女子だった。

 

 

 

 

 

2人目のリーダーは

 

ひょうきん者の男子。

 

とにかく声が大きくて目立ちたがり屋さん。

 

この人もソーラン節のリーダーが似合うね。

 

自分から「俺がリーダーになりたい!」とか言いそうだもん。

 

俺とは住む世界が違うわ。

 

 

 

 

 

 

んで

 

3人目のソーラン節のリーダーは・・・

 

 

 

 

 

 

桜田紋吉くん。

 

 

 

 

・・・えっ!?俺!?俺か!?

 

俺の名前を言ったよな!?

 

うん。言った!

 

いや、俺かい!!!!!

 

俺なんかい!!!!!

 

マジで心臓止まった!ズキーンときた!!!

 

マジかよ!!!!!!!

 

先生!!!騙されてるって!!!

 

俺という生徒に騙されてるって!!!

 

よく見ろ!!!俺を!!!

 

目の奥が死んでるから!!!

 

漆黒のビー玉のような目ぇしてるから!!!

 

 

 

 

 

 

だから

 

俺は言ったね。先生に言ったよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

「リーダーとして頑張ります!」って。。。

 

 

 

 

チクショー!!!

 

出たよ!出た!!!

 

当時の俺の得意な

 

『先生には良い生徒と思われなきゃ!』

 

の精神が出たよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

ついに

 

ソーラン節のリーダーにまで成り上がってしまった俺。

 

周りの人間に上辺だけの良い奴を演じまくっていた結果だろう。

 

本当の俺を知っている数名の同級生のみが

 

『おまえがリーダー?なぜ?』みたいな表情をしていた。

 

 

 

 

 

もうこうなったら・・・やるしかねぇ。

 

割り切ってリーダーとしてやってやる!と心に誓った。

 

 

 

 

 

 

・・・はずだった。

 

 

 

 

 

 

続く。。。

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(金八さえ放送されなければ・・・)