振り返ればオアシス!

桜田紋吉(もちろん仮名)です。特に何のテーマも無いブログ《ノンポリブログ》です。過去のエピソードを書く時は事実を元にして右往左往しながら書いているので100%ノンフィクションかと言われたら胸を張って「知らん!」と答えるつもりです。

体育祭の応援団に思うこと つづき

どうも!桜田紋吉(もちろん仮名)です~!カラ元気です!!








さっそく前回の続きを書いちゃうか!!











私、桜田紋吉(もちろん仮名)は体育祭が大嫌いであった。

その理由は・・「応援団」という謎の組織と関わらなきゃいけない、あの茶番の時間に嫌気が指して仕方ないから。

義務教育である小学校・中学校の時期までは体育祭の応援合戦を我慢に我慢を重ねて過ごしたが・・

ついに高校一年の時に自我が爆発した!









高校一年の夏・・・・




高校生活に馴染めず、全く楽しくない日々を過ごしていた、あの頃の俺・・・・

忘れもしない夏の終わり・・高校生になって初の応援合戦の練習が始まった・・

応援団は俺より二つ年上の三年生のみで構成されていて、予想通りの目立ちたがり男女が偉そうに指示を出してきた・・




「今日からぁ!死ぬ気で俺らについてこいよぉ!」

「もっと腰を反って大声出せぇぇぇぇ!」

「ちゃんとやれやー!!!」





・・・・最悪だ。初日から最悪だ!

(さすがに高校生になったら、応援合戦も中学の時より楽だろ。三流ではあるけど、一応進学校だし)

と思っていたが甘かった・・。

中学の頃より激しくなってんじゃねぇよ!!

クソが!!





そして

練習二日目・・

初日の練習の激しさにイライラはピークに達していた・・

(今日から棒立ちしてやる。口も開かずに棒立ちだ!)






団員「今日も死ぬ気で声出せよー!おまえら!」

生徒「おぉー!!!」

紋吉「・・・・シーン」




団員「気合い入れろー!!!」

生徒「おぉー!」

紋吉「・・・・シーン」






予定通りに無言を貫いていた・・



このままバレずにイケるな・・



・・と思っていた瞬間





団員「ストップー!!止め!止めぇ!!」


すごい勢いで俺の前に男の団員が走ってきた・・



紋吉「・・・・やべぇ」

団員「おまえ!さっきから何もしてないだろ!ナメてんのか!」

紋吉「・・すいません」

団員「次、サボってたら許さねぇからな!!」






他の生徒が一気に俺の方を見ていた・・バリバリに視線を感じていた。

・・ってか、めちゃくちゃあの団員怒っていたな(笑)

いや、笑い事ではないのだが・・そんなに怒るか?っていうレベルで怒っていた。あいつは顔を真っ赤にしてキレていた。




練習が再開して、俺はさっきの出来事を頭の中で再放送していた・・・・

そして1つひらめいた・・・・









「あいつをまた怒らせたら・・俺を殴るんじゃね?殴ったら・・あいつは停学。そして応援合戦すら無くなるんじゃね?」

・・・・ふふふ。完璧だ。我ながらナイスアイデア!!








さっそく実践してみた。






応援団「いくぞー!!」

生徒 「おぉー!!」

紋吉 「・・・・シーン」



応援団「★▽●☆□◇~!!」←何か言ってた

生徒 「おぉー!」

紋吉 「・・・・シーン」



何度か繰り返していたら・・


完全にヤル気の無い無表情で棒立ちの俺に、さっきのブチギレ団員が食いついた!!!



ブチギレ「ストップストップ!!コラァ!!!」


俺はもう「すいません」すら言わないと覚悟を決めていた・・







ブチギレ「コラー!!またおまえかぁー!!」

桜田紋吉「・・・・シーン」

ブチギレ「ヤル気あんのか?てめぇー!!」

桜田紋吉「・・・・シーン」

ブチギレ「シカトしてんじゃねぇぞ!」

桜田紋吉「・・・・シーン」




俺は、他の応援団と周りの生徒達の視線を完全に感じていたので、冷静でいられたわけではないのだが・・

「ここまでシカトしちゃったら今さらもう戻れねぇよ」という思いが半分と

マジで恥ずかしいから早く殴ってくれよ!という思いが半分だった・・



ビビりの俺なのに不思議と恐怖や怖さはなかった。

シカトしながらも少し興奮していたのかもしれない。






そこからブチギレ野郎に何を言われてもシカトを繰り返していたら・・

ついに・・





ブチギレ「こらぁ、てめぇ、いい加減にしろよ」

・・・・と俺の胸ぐらを掴んできた!しかもさっきと違って小声だ!多分、俺にパフォーマンス抜きでマジでキレたのだろう。

俺は心の中で「よし・・殴れ!俺を殴れ!」と呟いた。







そして

俺の胸ぐらを掴んだまま、ブチギレ野郎が耳元で何か言い始めた・・・・







ブチギレ「おい。おめぇみたいなのが一番ムカつくんだよ。あ?かっこいいと思ってんのか?あ?反抗すんのがかっこいいと思ってんだろ?あ?バカだろ?おまえ。あ?マジでいい加減にしろよ。あ?ナメてんのか?あ?一年のくせに調子乗んなよ。あ?ボコボコにすんぞ。あ?分かってんのか?あ?あぁぁ!?」











・・・・何かうるせぇ!なんじゃコイツ!耳元でブツブツうるせぇ!あ?あ?あ?じゃねぇよ!!!早く殴れや!ボコボコにすんぞ。の前に殴れや!!!












あまりに期待外れの展開に俺もイライラMAX!


気付いたら俺はブチギレ野郎の手を振り払い・・



何故か俺がブチギレ野郎の胸ぐらを掴んでいた・・





こうなったら俺の暴走は止まらない・・








「ごちゃごちゃごちゃごちゃうるせぇんだよ!!何だこの茶番は!!そもそも何を応援してんのか分からねぇーんだよ!!!」










・・・・やってしまった。。。「そもそも何を応援してんのか分からない」という禁断のワードを使ってしまった。。。









慌てた様子で何人かの生徒や教師が止めに入り、周りはひどく静まり返り、俺は離れた場所に連れていかれた・・。




もう後戻りが出来ない俺は、とにかく応援団とは関わりたくないという主張を頑固に言い続けた。。。








その結果・・・・







三年間ずっと体育祭には不参加するというワガママで意味不明な権利をもぎ取った・・・・。


しかし、学校を休むわけにはいかないので・・体育祭の練習期間中は雑用係を任され、意外と忙しい日々を過ごすハメになった・・。

体育祭当日も休むわけにはいかず、体調不良になってテントに運ばれてくる人達の世話をする為に、ずっとテントの下で待機(もちろん雑用をこなしながら)するという、謎の存在と化していた・・。







真面目に体育祭に参加している生徒の目線が冷たかったのは今でも記憶に残っている・・・・。





しかも!







高校三年の時には何故か分からないが、生徒会に入ることになり、まさかの「体育部長」に任命されるという、あり得ないミラクルが起こってしまった・・。





「体育部長」のくせに「体育祭」には不参加という意味不明な立ち位置・・・・



それだけではなく



「体育部長」は体育祭当日に、全校生徒の前でラジオ体操の手本を見せるというオプション付き!!


・・・・あれは本当に恥ずかしかった。。。


全校生徒の前で(しかもステージの上)張り切ってラジオ体操した後に、体育祭には参加せずにテントの下で待機しているのだから・・。

「体育部長」のくせに、体調崩した人と一緒にテントの下でボケェ~と体育祭を眺めていた俺・・。









「体育祭なんてクソくらえ!応援団なんてクソ!応援合戦なんて茶番だ!!!」


・・と悪態をつきまくっていた当時の俺。











当時を冷静に、そして客観的に思い起こすと1つの答えが出た。





高校を卒業して10年以上経った今だから言える・・・・












応援合戦は確かに茶番だ。


しかし







それ以上に


当時の俺の行動の方が茶番だ!!!!









当時、迷惑かけた皆さんに謝りたい!!

反省してます。ごめんなさい!!






完全に俺の黒歴史

f:id:oasis2018:20181009235109j:plain
(こんな感じのテントだったな・・)