振り返ればオアシス!

桜田紋吉(もちろん仮名)です。特に何のテーマも無いブログ《ノンポリブログ》です。過去のエピソードを書く時は事実を元にして右往左往しながら書いているので100%ノンフィクションかと言われたら胸を張って「知らん!」と答えるつもりです。

怒った人が勝ちみたいな雰囲気は嫌いだな つづき

こんにちは~!桜田紋吉(もちろん仮名)です!見てる人いんのか?・・・・いないよ!










さっそく・・前回の続きを書くよ!!













当時、高校一年の俺(桜田紋吉もちろん仮名)は2学期の始業式に参加していた・・。




友達もおらず、暗い高校生活真っ只中の俺は

体育座りをしながら静かに(前に座っている生徒の後頭部を意味もなく凝視していた)始業式の開始を待っていた・・。

しかし、周りはザワザワとしており・・なかなか静寂な雰囲気にはならず

いつもの様に、体育教師が「いつまでしゃべってんだ!!!」という怒鳴りをカマした。




全校生徒が静かになったと思いきや・・

「まだしゃべっている奴がいる」と怒鳴り続ける体育教師!





ついに我慢の限界に達した体育教師は

いつまでもしゃべり続ける生徒の方へ怒りながら歩き出した・・

そして、目的の生徒の前で仁王立ちになった・・















・・・・俺の前に体育教師は立っていた。

・・・・そして俺を睨みながら怒鳴った。








「おまえ!!何回も言わすんじゃねぇーよ!!!」









・・・・いや、マジかよ。バリバリ人違いなんですけど!全校生徒と他の教師達が見てるよ・・。恥ずかしいよ。。。


とりあえず冷静に対処しないと。



紋吉「いえ、しゃべってませんよ。」

教師「俺はずっと見てたぞ!うそつくなコラ!」

紋吉「本当にしゃべってません。」

教師「てめぇ!ウソつくなって言ってんだろ!」

紋吉「しゃべってません。」

教師「俺が近付いてから急に黙っただろーが!!ずっとしゃべってたのは見てたからな!」










・・・・くそっ。こりゃ話になんねー。バカが。

しかも、この体育教師、全校生徒と他の教師達の前で怒鳴ってるもんだから気持ち良くなってきちゃてるよ・・。

「俺、言ってやってますよ!」っていう校長先生へのアピールか!?

「全校生徒の諸君・・俺を怒らすとこんなに恐いんだぜぇ」っていうアピールもあるよなコレは。

この体育教師といい、体育祭の応援団といい(この出来事の数日前に応援団と揉めてます。前にブログに書いたアノ出来事です。)

・・・・バカしかいねぇーのか!おい!











仕方ねぇ・・論破するしかねぇ・・ちゃんと冷静に伝えてやるよ・・このやろう・・




紋吉「しゃべってませんよ。」

教師「まだ言うか!?てめぇ!」

紋吉「分かりました。・・・・では、しゃべってたとしたら、誰としゃべってたのですか?」

教師「あぁ!?」

紋吉「しゃべってたとしたら、誰かと会話してたわけですよね?二人以上いないと会話できるわけないので、俺は誰としゃべってたのですか?その相手も一緒に怒られないとおかしいですよね?」

教師「あぁん!?」

紋吉「・・・・それとも俺は独り言でも言ってたんですか?(もちろんドヤ顔)」











・・・・完璧だ。我ながら完璧!完全なる論破!!

体育教師よ、間違いは誰にでもある。許してやるから黙って引き下がれ。謝らなくてもいいから、黙って引き下がりやがれ。手間とらせんな。もう表情からして動揺がバレてるよ君。















教師「(動揺しつつも)・・・・すっ・・座ったまま生意気言ってんじゃねぇーぞ!!!・・・・たっ・・立てー!」

紋吉「・・・・はぁ!?」

教師「立てー!!」

紋吉「いやいやいや、だから!誰と!私は!話していたんですか?!!!!」

教師「黙れ!立てー!」









いやいやいや!マジかよ!!呆れるわ!!素直に認めろや!!恥ずかしさ隠す為にキレてるだけだろ!!

しかも周りの生徒も「先生、コイツ何もしゃべってなかったですよ。」とか言えや!!

体育教師とグルか!!確かに友達はいなかったけど、正義感のある奴ゼロかよ!!クソっ!!










仕方なく、その場に立つ俺。(悔しさを握りしめながら)





紋吉「はい。立ちました。・・で俺は誰と話をしていたのですか?」

教師「うるせぇー!こっち来い!!」

紋吉「は?」

教師「体育館裏に連れて行く!こっち来い!」

紋吉「は?」

教師「おめぇーみたいな奴が居ると始業式が開始できねぇんだよ!早くこっち来い!!」













体育教師に腕を引っ張られながら、体育館裏へ連れて行かれる俺。






しかし!この体育教師の強引な行動は、俺としては非常に助かる行為だ。

さすがにサシで話し合えば、このバカも間違いに気付くだろう。

全校生徒と他の教師の目線も気にしなくていい。

・・・・まさに不幸中の幸いである。











ってか、今思うと・・何故、誰も俺を助けようとしなかったのだろうか?

誰か一人ぐらい「そいつが言う様に、誰と会話してたか答えろや。」って発言しても良さそうだけれども。他の教師達の中にも発言する奴は居なかったし・・。絶対に矛盾点を感じてた奴はいたはずなのに。

・・・・・・まぁ、それだけのクズとバカが集まっていた学校だったってことなのかな。もちろん俺もクズとバカの一人なんだろーけどさ。

もう今さら、どうでもいいけどな。












・・・・話を戻します!



体育館裏に連れて行かれた俺。

俺と体育教師が睨み合った・・。






紋吉「何回も言いますが、しゃべってないですよ。」

教師「うるせぇ」

紋吉「先生だって、俺が誰と会話していたか答えられないじゃないですか。」

教師「うるせぇよ」

紋吉「全員の前で怒ったから、引っ込みつかなくなっただけでしょ。それとも俺が一人でしゃべってたとでも?そんなわけないですよね。」

教師「分かった分かった。」

紋吉「・・・・は?何が分かったんですか?」

教師「・・・・そんなことよりさ、おまえ、○○町から学校に来てる?」

紋吉「・・・・ん?何?何ですか?」

教師「○○町に住んでるだろ?」

紋吉「・・・・そうですけど、それが何か?」

教師「○島さんって近所にいるだろ!?俺、あの人と知り合いなんだよ!」

紋吉「・・・・ん?」

教師「あの人には世話になってるから、よろしく言っといてくれよな~!」

紋吉「・・いや、んん???」

教師「じゃあ、始業式もう始まってるから体育館の中に戻れ。じゃあな。」



そう言うと、体育教師はそそくさと体育館の中へ戻っていった・・・・。
















・・・・・おいおい。なんじゃそりゃ。マジでなんじゃコレ。

完全に体育教師は俺がしゃべっていない事に気づいていたな。俺の正論に、どうする事も出来なかったってわけだ。







・・にしても、誤魔化し方がダサくないか?(笑)



体育=スポーツだろ。おめぇにゃスポーツマンシップとやらは無いのか?

自分の間違いに気付いているのに認めず、ダセェ誤魔化し方で逃げるとは・・・・クソの極みか!!

俺がただただ全員の前で恥かいただけじゃねぇーか!!!!



クソ・・。











そして俺は体育館の中へ戻り(モヤモヤしたまま)

1番後ろの列で、また体育座りして始業式に参加した。








・・・すると担任の先生(若い女)が俺の横に来て耳元で囁いた。




担任「・・・・ちゃんと○崎先生(あの体育教師ね)に謝った?しっかり謝れた?しゃべってた君が悪いんだからね。」














・・・・おいコラ。マジでいい加減にしろよ。高校教師という職業の人間はクソしかいないのか?

「担任」って自分のクラスの生徒を信用するもんじゃないのか?










とりあえず俺は担任の先生に

「・・しゃべってねーから」

とだけ言った。(一瞬、殴ろうかと本気で思った)




始業式が終わり、教室に戻ると・・クラスの皆からジロジロと白い目で見られるわ(おまえら教師とグルだろ)

授業が始まると・・さっぱり理解出来ないやら(これは俺が頭悪いから)

とにかく最悪だった。













・・・・この大事件(大袈裟だな)が心を閉ざす原因の大きな1つとなり、残りの高校生活は死んだような表情で卒業まで過ごした。辛かったぜ。













ほんと辛かったなぁ・・。

だけど!俺は今でも思う

・・・・いや、大人になってしまった今だから強く思うのかもしれない。。。











自分を曲げなくてよかった・・と。

体育教師の迫力に負けて、とりあえず謝るような自分じゃなくてよかった・・と。

誰も褒めもしないし、覚えてもいないと思うが、当時の自分には「間違ってないよ、おまえは。それでいいぞ」と褒めてやりたい。

俺は俺でよかった。

この出来事を思い出すと発狂しそうにはなるが

もし、あの場面で「長いものには巻かれろ」の考えで、自分を曲げていたら・・

一生、後悔していたかもしれない。

自分を曲げたという、自分が許せずに。









思い出すとムカつく出来事ではあったが、当時の自分に少し誇りを持っている桜田紋吉(もちろん仮名)なのでした。


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(体育館裏ってこんな感じ。もちろん画像は違う学校の画像だよ)