ごめんなさい!桜田紋吉(もちろん仮名)です!今日もヨロシクお願いします!
本日の『は?』なんですけどもー!
いきなり汚い話で申し訳ないんですが
なんて言うかぁー・・そのぉー・・
脱糞したんですよね。
いやいや、ガキの頃の話じゃなくて。
先日、脱糞しました。漏らしたのよ。
その時のクソ付きパンツを風呂場で一生懸命に洗う姿を嫁に見られたんですよね。(俺を殺してくれ)
嫁は涙を流すレベルで大笑いしていたんで結果オーライなんですが(涙流したいのは俺の方だから)
翌日、嫁が
嫁の実家で
お義父さんとお義母さんの前で
『旦那がクソ付きパンツを真剣な表情で洗っていた(爆笑)』
というエピソードトークをしてやがりました。(しかも俺が真横にいるのに)
お義母さんは爆笑していたんですが
お義父さんは真顔になり部屋を出て行かれました・・・。
『えっ。。。汚い話はNGなのかな?』
なんて思っていたら・・・
「ウン◯にはコレが最適だぞ!」
と言いながら
青よりも青い『真っ青な石鹸』を手にして部屋に戻ってきました。
その『真っ青な石鹸』を俺に渡し
クソ付きパンツの洗い方をレクチャーしてくれました・・・。
「この角度で力入れてゴシゴシしたら一発で落ちるから!」
めっちゃ力説してくれたお義父さん。
俺は思いました。
『これ以上の平和が存在するのか?』と。
とにかく平和な時間が流れました。
ズッコケな場面が満載でしたが
一言でまとめるなら『平和だった』で
間違いないです。
今回の『は?』は
『は?さては、お義父さん・・・そこまで力説するってことは・・・素人じゃないな!?』
の『は?』でした。(たまには脱糞してみるもんですね)
はい!
では本題に入ります~!前回の続き書いちゃうよ~!
前回のブログ↓
ワールドカップの話。美容室の話。床屋に置いてある漫画の話。 - 振り返ればオアシス!
通っている床屋は漫画が大量に置いてある。(店長が漫画好き)
しかし
『キングダム』が置いていないことに疑問を感じた俺は
俺の髪を真剣にカットしている最中の店長に質問してみた・・・。
紋吉「あのぉー・・・気になったことがあるんですけど」
店長「はい!?・・・あっ!この切り方じゃない方がいいですか?」
紋吉「いやいや!そうじゃないんですけど・・・漫画が大量に並んでいる棚を見ていたら気になっちゃいまして・・・」
店長「はい?どうしました?」
紋吉「そのぉー・・・なんで『キングダム』置いてないんですか?」
店長「・・・・。」
一瞬だけ沈黙が流れた・・・。
俺は
『まさか触れたらいけない質問だったの?揃えていない名作のことをイジるのは禁止だった?漫画好きのプライドが傷ついたか?』
と少しだけヒヤリとした。
そして
店長が口を開いた・・・。
店長「・・・ソレよく言われるんですよね。『なんでキングダムないの?』って。でも!俺は本当に歴史物が苦手なんですよ。キングダムって中国か何かの昔話ですよね?本当に私は歴史物の漫画が面白いと思った経験が一度もないので。だからキングダムは読んだこともないし、読もうとも思わないんですよね。買って集めるなんて有り得ないですよ。」(俺の髪をカットしながら淡々と話していた)
・・・・なるほどね。
なるほど。なるほど。
言いたいことは十分に伝わった。
だからこそ言わせてくれ・・・
その言い分は
気に食わねぇぇぇぇ!!!
まだ理由としては『チラッと読んだけど面白くなかったから』の方がマシだったぜ!
なになになにぃ~!?読んでないだとぉー!?
読んでないのにNG出しちゃってるわけ?答えを決めつけちゃったか!
・・・こりゃいかんな。
非常にダメな思考の持ち主だ。
・・・よし。説得するしかねぇ。俺が更正させるしかない!
ゆっくりと自分のペースに引きずり込むように喋り始める俺・・・
紋吉「読んだら絶対に面白いですよ。」
店長「いや!昔から歴史物はダメなんで。知り合いから昔『この歴史物の漫画は最高に面白いから!』って勧められた漫画があったんですけど全然面白くなくて。だからもう読まないって決めてるんですよ。」
紋吉「意識しないで読み始めてもダメですかね?何も考えないで読み始めたらイケるはずですよ!」
店長「いやいやいや!まず興味が無いんで!歴史自体に興味が無いんで!」
・・・この堅物がっ!ちょっぴりヒートアップしてんじゃねぇ!!!一応、客だぞコラ!
でも
アンタが否定すればするほどコッチも燃えるってもんよ・・・
仕方ねぇな・・・
本気出しちゃうよ。
紋吉「なるほど。興味が無いんですかぁー。」
店長「はい。全く無いですね。」
紋吉「・・・ちなみに『スラムダンク』は読みましたか?」
店長「もちろんですよ!本棚に全巻並べてます!スラムダンク大好きですので!アレは最高ですね。」
紋吉「ですよね。マジで最高ですよね。」
店長「はい!感動しますよねぇ~!」
・・・・ふふふ。よし。
カマす準備は整った。
今こそカウンターを放つチャンス!
紋吉「スラムダンク大好きってことは・・・バスケにも興味があるってことですよね?」
店長「いや!バスケ自体は全く興味ゼロですね。ってかスポーツ全般が苦手で興味も知識も薄いんですよ。」
紋吉「あぁ!そうなんですか!確かにそうですよね!その感じ分かります!俺もバスケに対しての知識は全く無いんですけどスラムダンクは最高に面白いですもん!」
店長「ですよね!バスケに興味があるとかないとかを超越した魅力がありますもんね!」
ここでギアを入れ換えた俺・・・
紋吉「っていうことは・・・スラムダンクと同じ理論で・・・歴史物に興味なくても・・・キングダムは面白いと感じる可能性はゼロじゃないですよね。」
店長「・・・・!!!」
店長のハサミの動きが止まった。
店長「・・・たっ・・確かに・・・確かにそうですよね・・・。」
紋吉「そうだと思いますよ。スポーツ見るのも苦手でやるのも苦手っていう女子ですら『スラムダンク大好き』って言っている人が山ほど存在するワケですから。」
店長「・・・確かに。」
紋吉「店長は『パイレーツオブカリビアンって面白くないから海賊が出てくるワンピースも面白くないに決まっている!』ってワンピースを読んだことすら無い人間に言われたらツッコミたくなりませんか?」(店長はワンピース大好き)
店長「なりますね!間違いなく『まず読めや!』って言いますね・・・。」
ここで俺のカッコつけた決め台詞が炸裂。
紋吉「世の中にあるすべての漫画は『まず読んでから』ですよ。」(何目線じゃ)
店長「・・・その通りですね。読みます!キングダム読みます!いつになるかは分かりませんが必ずや読みます!」
そして最高にドヤ顔の俺がラストメッセージを発した。
紋吉「はい。キングダム・・・ごゆっくりお楽しみ下さい。」(もう制作側の目線よ)
というわけで
歴史物嫌いの店長の口から「必ず読みます」というセリフを引き出すことに成功した。
髪も心もスッキリした俺。(やかましいわ)
『まぁでもリップサービスで「読む」って言ったんだろうな。別にそれでもいいけど。ぶっちゃけ店長が読もうが読まんろーが関係ねぇし』
と思いながら帰宅した。
そして
その2ヶ月後・・・
再び散髪しにやってきた俺。
この後に
最高に気まずい空気が流れることになろうとは・・
次回へ続く
(誰かを説得できた時って謎の気持ち良さが身体を包むよね。でも意外と相手は『コイツうざっ』って思ってるパターンかもよ)