ヘイヘイヘーイ!桜田紋吉(もちろん仮名)ですわ!本日もシクヨロでお願いします。
今日の『は?』なんですけどぉぉぉ
・・・・って言いたいのですが
メインに書く予定のことが『は?』って感じの出来事を書くつもりなのでぇー・・・
本日の『は?』は
『は?今日は「は?」無しなんですけど!』の『は?』です。
では
メインにいっちゃおうか~!!!
あれは数年前の出来事・・・
当時働いていた会社(今の会社の一個前)に俺を可愛がってくれていた先輩がいた。
先輩は当時40歳・・・
名前は大石さん(もちろん仮名)だ。
俺にメチャクチャ優しい大好きな10歳年上の先輩だった。(男性やで)
ある日・・・
「おーい!紋吉!今週末さ、俺の友達が経営している店に飲みに行かない?」
と飲みの誘いを受けた。
好きな先輩だったので断る理由もなく
「もちろん!行きましょうよ!」
と俺はノリノリで誘いにノッた。
日時と待ち合わせ場所を決めて
その日が来るのを待った。
そして当日・・・
飲みに行く準備を始める際に気付いたことがあった・・・。
『あれ?どんな雰囲気の店なのか聞くの忘れた・・・どういう服装がいいんだろうか?』
服装選びに困った俺は無難に
黒のジャケットを羽織り
細めのジーンズを履き
ハットを被り
コンタクトレンズをするよりは(普段はコンタクト装着。家の中ではメガネ)
メガネでいいだろって感じたのでメガネをかけた。
着替え終わった自分の姿を鏡で見てみると・・・
リリー・フランキーのコスプレをしているかのような俺が写っていた。
『まぁ・・・この服装でいいだろ。もしかしたらお洒落な店かもしれないし。ラフな格好で行って浮いてしまうよりはマシだよな』
遅刻したら失礼になってしまうので
待ち合わせ場所に早めに行った。
店の場所は詳しくは聞いていなかったが大体の場所は把握していて
繁華街の中心というよりは
少し離れた所にその店はある・・・という情報のみ仕入れていた。
待ち合わせ場所に俺が到着して数分後
「おーい!ごめんごめん。待った?」
大石さんが登場。
まさかの・・・
ジャージ姿!!!(しかも上下)
「いや・・・俺もさっき着いたばっかですけど・・・って上下ジャージっすか!?そんなラフな服装でよかったんですか!?」
「ん?そりゃそうよ。普通の居酒屋だから。ラフで全然オッケーだから」
肩透かしを食らった俺は
苦笑いしながら店まで案内してくれる大石さんの後ろをついていった。
そして店に到着。
確かにどっから見ても普通の居酒屋だ。
気軽な気持ちになりながら入店すると
元気な若い女の店員が座敷の席へ案内してくれた。(個室ではないパターンのやつ)
席に着き、メニュー表を眺めていると
「うわぁ~!来てくれたんだ!マジありがとう~!」
と大石さんの方へ1人の男性が近寄ってきた。(日に焼けた肌とパサパサの茶髪で40代のサーファーみたいな風貌だった)
『あっ。この人がオーナーで大石さんのお友達だな』
と察した俺はメニュー表を眺めるのを止め
挨拶をするタイミングを伺っていた。
すると大石さんとオーナーのトークが始まった。
「こんな立派な店やってんのか~!オーナーっていうか・・・社長!?凄いなぁ~!」
「いやいやいや!小さな店だよ!そんな立派なモンじゃないから!ゆっくりしてってよ!好きな物食べちゃってよ!」
「えっ!?何!?たくさんサービスしてくれんの!?だったら全メニュー食べちゃうよ!!」
「それは明日の営業に問題発生しちゃうから勘弁だわ!(笑)」
・・・・と軽快なトークが繰り広げられていた。
特に爆笑するポイントもなかったので愛想笑いをしながらニコニコと聞いているフリをしていた俺。
そんな俺に気付いたのか
大石さんが
「あっ!そうそう!今日一緒に来たのが俺の後輩でさ!桜田くんって言うんだけど・・」
俺の紹介を始めてくれた大石さん。(優しい)
俺は被っていたハットを取って挨拶しようとした・・・
その時だった・・・
「・・・君は無理だわ。悪いけど君みたいなタイプは無理」
挨拶しようとした瞬間にオーナーが俺に対して『君は無理』とか言ってきた。
正直、何を言いたいのか意味不明だった。
俺は挨拶も忘れ
ポカンとしていた・・・。
そんな俺に向かって喋りだすオーナー。
「あのさ、この店は気軽に来れる店にしたいって思って作ったのよ。周りのお客さん見てみ?ラフな格好の人達しかおらんやん?」
「自分だけやろ?ジャケット着てさ、ハットしてメガネで。何でそんなにキメてるわけ?」
「そんな格好の人間は俺は信用できん。話そうって気にならんね」
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
おいおいマジかよ!!!
マジで言ってんのか!?マジか!?
年寄りサーファーみたいな奴に何かキレられてるんですけどぉぉぉ!!!
途中『そういうキレてる風のボケをしてんのかな?』って一瞬だけ思ったけど
確実にキレてますやん!!!
服装の審査基準がヤバい!!居酒屋なのに!
しかも『ラフじゃないから』でキレられてる!
こわっ!!!
色んな意味で怖すぎるよ!!!
とりあえず
変な空気になってしまったので
「へへへっ・・・すいません」
と強引にニヤニヤしながら発した。(どうにか場が和むようにニヤニヤしたつもり)
一発でオーナーに対し心を閉ざした俺はテンションが最高に落ち込んだ。(そりゃそうだよね)
その後も
オーナーから
「好きな日本酒の銘柄は?」
と質問されたので適当に答えると・・・
「へぇ~。そんなのが好きなんだ。世間から人気のある銘柄だから言ってるだけじゃないの?そもそも日本酒のこと知ってんの?」
とイラつく発言をカマされたり(日本酒のこと知ってるどころか造ってたわ!ボケが!)
「今日は大石が来てくれたから特別な食材の料理出すわ!・・・隣の後輩くんの分までは本当は出したくないけど」(出さなくていいよ。帰りたいんだから)
・・・等々、一応お客である俺に対して失礼過ぎる態度の連発だった。(ちなみにオーナーが言っていた『特別な食材の料理』は旨くも不味くもなかった。こんな料理を『特別』とか言っててダサいとすら思ったよ俺は)
俺は何度も
財布の中の有り金を全部投げつけて帰ってやろうかと思ったが
大石さんの為にも我慢に我慢を重ねた。
その居酒屋(地獄)にどれくらい滞在したかは覚えていないが
やっと解放される時間がきた。(料金は大石さんが全部払ってくれた。当たり前じゃ)
店を出た瞬間に
大石さんが
「マジでゴメンな。嫌な気分やったやろ?ゴメンな・・・」
と平謝りしてきた。
『もしかしたら一番傷ついているのは大石さんかもな・・・』
俺は大石さんが不憫に思い
「大丈夫ですよ!平気ですから!何も気にしてませんよ!」(嘘)
とあからさまな嘘をついて帰宅した。
家に帰ってからもイライラが止まらなかった俺は
今日の出来事を『食べログ』に全部書いてやろうとパソコンを開いた。(『食べログ』を知らない人は自分で検索してね)
『あの居酒屋を俺の投稿で潰す!!!』
と鼻息を荒くして書こうとしていたが
どうやら
『食べログ』は店の悪い接客を暴露する!みたいな投稿については強制的に消去されるらしく(対応が悪かったという証拠がないからね)
投稿を諦めた。(ってか悪いコメントを強制的に削除する『食べログ』って信用出来ないよな?良いことしか書いたらダメってことだろ?それは本当の評価じゃなくない?)
『どっちにしろ、あれだけ最悪のオーナーがやっている居酒屋なんだからどうせ潰れるだろ』
俺は気持ちを切り替えて
あの居酒屋が潰れるのを待つことにした。
不運なことに
その居酒屋の前の道を毎日車で通らないといけない俺は(通勤路なのよ)
その居酒屋が視界に入る度に
「潰れろ!!!火事にでもなれ!!」
と怒鳴っていた。(もちろん1人の時に車中で)
毎日毎日
通る度に怒鳴る日々・・・
『いつ潰れるんだ?早く潰れんかい』
と願っていた俺に・・・
やっと朗報が!!!
なんと!!!
居酒屋の看板が取り外されていたのだ!!!
店の外から中を覗いてみても
中には荷物が1つもない状態になっていた!!!
『キタッー!!潰れた(笑)最高の気分だ!!!』
やはり
あのオーナーではダメだったんだな(失笑)
ざまぁみろバカが!!
まず礼儀を勉強してから経営に手を出せ!!
とりあえず
俺は居酒屋が潰れてくれて
サンキュー!って感じですけど~!!!
バンザ~イ!!!パチパチパチパチ~!!!(拍手)
と浮かれていたのは一瞬だけだった・・・。
なんと・・・
あの居酒屋・・・
繁華街の中心に移転してやがった。(しかも店でかくなってるし)
(成功者になってんじゃねぇよクソが。ボケオーナーめ!)※ちなみに画像はイメージです。これがどこの繁華街かは知りません。