振り返ればオアシス!

桜田紋吉(もちろん仮名)です。特に何のテーマも無いブログ《ノンポリブログ》です。過去のエピソードを書く時は事実を元にして右往左往しながら書いているので100%ノンフィクションかと言われたら胸を張って「知らん!」と答えるつもりです。

最高に恥ずかしかった話

こんにちは。桜田紋吉でぇす!今日もヨロシクお願いします。

 

 

 

オッサンだからかな?今、入院してます。

 

体調悪いなぁー・・・

 

熱40度あるわぁー・・・

 

 

気付いたら入院してます。(喉とか口の中が膿だらけになってた。くせぇ)

 

入院するまで家で1週間ほど死んでたんですが

 

入院して数日経った今、回復してきました。

 

気持ちにも余裕出てきたんでブログ書こうかな!

 

 

 

 

 

 

この話は・・・

 

2年ぐらい前・・・

 

主人公は【元・部長】だ。

 

 

 

 

 

このブログで

 

【元・部長】のダメさ加減や

 

恥ずかしさ加減は何億回と書いたので

 

彼については

 

もう説明不要だろう。(気になる人は過去のブログを勝手にチェケラ)

 

 

 

 

 

 

当時の職場の中の話し合いで

 

『この作業は小さなダンプをレンタカー屋で借りた方が効率良くね?』

 

ってことになった日があった。

 

作業内容をここで詳しく書く意味は何もないから書かないが

 

とにかく

 

レンタカー屋さんから小さなダンプを借りてきた。

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(写真はイメージよ)

 

 

 

 

 

 

 

作業も終わり

 

ダンプをレンタカー屋に返却しに行こうって話になった。

 

そしたら、なぜか

 

珍しく【元・部長】が

 

「俺が返却しに行く!」

 

って挙手したんだよね。

 

 

 

 

【元・部長】の性格からし

 

基本的に

 

『俺は年配者だ!若い奴が全部やれや!』

 

って彼が40代の頃から毎日毎日、言ってるらしいから(今は60代)

 

返却は俺かシマセンがやんのかなって予想してた。

 

だから意外だったよ。

 

 

 

 

ただ・・・

 

すぐにハッとしたね。

 

 

 

 

【元・部長】がレンタカー屋にダンプに乗って行くわけでしょ?

 

いつもいつも、めちゃくちゃ汚い格好している【元・部長】が行くわけでしょ?

 

 

ダンプをレンタカー屋に返す。と。

 

そしたら・・・

 

その本人(元・部長)を誰かが迎えに行かなきゃダメじゃん!

 

 

 

 

ウチの職場には営業車とかないし

 

迎えに行くなら自分の車しか・・・

 

つまり地獄・・・

 

 

 

 

 

一瞬で察したシマセンが・・・

 

 

 

 

 

「紋吉!元・部長の迎えヨロシク!」

 

 

 

 

 

 

・・・チクショー!!!

 

自分の車が汚される危険性を一瞬で判断し

 

あっという間に俺にパスしやがった!!!

 

シマセンとはいえ上司だ。。。

 

いつもコーヒー奢ってもらってるし。。。

 

今回ばかりは仕方ねぇ。。。

 

 

 

 

 

・・・まぁさすがの【元・部長】でも着替えて行くだろ。

 

作業してたままの姿でレンタカー屋には行かないだろ。さすがに。

 

何て考えていたら

 

元・部長が

 

桜田!俺がレンタカー屋へ向かった10分後までにはコッチを出発してくれよ!レンタカー屋で何分もオマエを待ちたくねぇからなぁ!!!」

 

って相変わらずムカつく言い方をしてきた。

 

 

 

思わず

 

「うるせぇ。迎えに来ねぇからそのままレンタカー屋に転職しろ!・・・あっ!レンタカー屋が拒否するだろうけどな!!!」

 

って言いそうになったよ。(言わねぇけど)

 

 

 

 

 

 

とりあえず

 

俺は

 

レンタカー屋へ行く前にトイレを済ませた。

 

汚い作業着を着替えて

 

通勤用のアウターを着て準備完了。(冬だったから)

 

 

 

 

事務員さんに

 

「元・部長は?もうダンプで行ったの?」って質問すると

 

桜田くんがトイレに行っている頃には職場を出たわよ!」とのこと。

 

 

 

 

「えっ!?あの人、着替えてないの?」

 

と事務員さんに再び質問すると

 

「えぇー・・・どうだったかな・・・?」

 

曖昧な返答だった。

 

 

 

 

 

嫌な予感しかしない俺は

 

レンタカー屋までの運転30分で鬱になりそうだった。

 

 

 

 

なんだかんだで

 

レンタカー屋へ到着。。。

 

 

 

 

 

・・・うわぁ。。。きついぃ。。。

 

ダンプを返却し終わったなら

 

レンタカー屋の事務所に入ってればいいのに玄関付近で俺を待ってるぅ。。。

 

めちゃくちゃ汚い格好をした【元・部長】が待ってるぅぅぅ。。。

 

 

 

 

【元・部長】は身長が180センチ程と意外と高い割には

 

とんでもなく猫背で

 

とんでもなく姿勢が悪いので

 

遠目から見るとマジで不気味。

 

 

 

 

しかも

 

そん時の格好が

 

・まず埃(ほこり)だらけのアウター

・破れた箇所を普通の茶色ガムテープで補修してミイラ状態になっているアウター&ズボン(上下ともガムテープだらけ)

・カビ&埃(ほこり)だらけの帽子

・穴が何個も開いている靴

・真っ黒に汚れたマスク

・仕事で使う保護メガネを装着したまま

 

・・・という状態だった。

 

 

 

 

マジでキツくない?

 

保護メガネで何を今から保護すんの?

 

ほんっっとに勘弁してって。

 

これでウチの親父より年下!?

 

 

 

 

さては、さっきまで炭鉱にいただろ!!!

 

石炭たくさん取ってただろ!!!

 

炭鉱の全盛期からタイムスリップしてきやがったなコノヤロー!!!

 

 

 

 

 

 

・・・とにかく恥ずかしかった。

 

俺は自分の車の助手席の窓を開け

 

「後部座席に乗って下さい。。。」

 

と死ぬ直前の声を出した。

 

 

 

 

 

すると

 

元・部長は信じられない言葉を発したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?ダンプは返却したけど料金とか払ってないぞ?持ってきた?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テメェ!!!コラッー!!!

 

オマエが「俺が返却する」って挙手してんだろうが!!!

 

支払いまで職場から金預かってきて済ましとかんかい!!!!

 

出しゃばったと思ったら最後の最後だけ引いてんじゃねぇ!!!

 

アンタはマジでなぜ何十年も【部長】っていう役職でいられたんだ!!!

 

ここにきて発動しちゃったよ!!!

 

『面倒なのは下の人間に任せる』っていう得意技がよ!!!

 

もう俺は下でもねぇーけどな!!!

 

 

 

 

 

 

マジでキレそうだったが

 

支払いもせずに帰ると捕まるので

 

俺のクレジットカードで立て替えることに。

 

元・部長はクレジットカードは1枚も所持したことのない人生らしく(彼は何の冒険もしたことがない人生)

 

俺がクレジットカードで支払いをすると言ったら

 

俺の耳元で

 

「クレジットカード?それ大丈夫なのか?それは安全なのか?大丈夫なのか?」

 

と怯えていた。(マジ恥ずかしい)

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫ですから!今から店内で支払いして来るんで!」

 

とレンタカー屋の事務所へ俺は入った。

 

 

 

 

 

 

若い女性の店員さんが2人いた。

 

「いらっしゃいませー!」と元気がいい。

 

失礼ながら

 

『ウチの事務員さん達とは天と地の差があるなぁー・・・いいなぁー・・・』

 

なんて思ってしまった。

 

 

 

 

 

「さっきのダンプの料金を支払いたいんですけどぉー・・・」

 

と言いながらクレジットカードを出した。

 

 

なかなか店員さんがクレジットカードを受け取ろうとしない。

 

は?と思い

 

店員さんの顔を見ると

 

 

 

 

店員さんは

 

俺の後ろに立っている人物を凝視していた。

 

そう、それは、もちろん【元・部長】だ。

 

 

 

 

 

 

・・・いや、なんで店内まで来てんだ!!!

 

ついてくんな!!!恥ずかしいって!!!

 

若い店員さんが引いてるから!!!

 

そりゃそうよ!初めて見るんだから!!!

 

炭鉱で石炭取ってきた人を!!!

 

って

 

炭鉱も石炭も彼女達が知ってるわけあるか!

 

アンタ汚れ過ぎてるから彼女達の顔面が硬直してんじゃん!!!

 

ヤバい人キタッ・・・って2人とも泣きそうになってるから!!!

 

 

 

 

 

 

すぐに察した俺は

 

「支払いは俺がやっときます。そこのイスで待ってて下さい。」

 

と元・部長をイスに座らせた。

 

 

 

 

 

 

なんとか店員さん達が怯えない距離まで

 

元・部長を移動させ・・・

 

やっと支払い手続きスタート。

 

 

 

 

 

 

って

 

まさかの

 

ここからが本当の本当の地獄タイムの始まりだった。

 

 

 

 

 

 

イスの横に設置してある

 

『無料で飲めるフリードリンクコーナー』

 

を見つけた元・部長のテンションが

 

ブチ上がったのだ。。。

 

 

 

 

 

 

「おーい!!!ここの飲み物は無料って書いてあんぞ!!!」

「うわっ!お茶もコーヒーもある!!!」

「レモン水ってなんだっ?」

「これ本当にタダか!?凄い!!!」

「同じ種類を2杯以上飲んでも無料!?」

「100杯飲んでも無料か!?」

「いやぁー・・・凄いなぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・やっぱオマエ炭鉱から直でここに来ただろ!!!!

 

何時代の誰だオマエは!!!

 

レモン水ぐらい知っとけ!!!

 

100杯以上飲んでもって俺の息子ですらもう言わん言葉!!!

 

いや、見たことないの???

 

どこにでもあるよな?

 

紙コップが横にあってさ

 

好きな飲み物のボタン押したらジャーって出てくる・・・

 

 

 

 

って説明させんなっ!!!

 

日本中が知ってる!!!

 

それを見つけても誰も興奮しない!!!

 

するのは

 

炭鉱から今日帰宅したオマエだけ!!!

 

もう、まっっっじで恥ずかしいって。。。

 

 

 

 

 

はっきりと言わせて。。。

 

 

 

 

 

 

俺、死にたい。。。

 

 

 

 

 

 

 

もう恥ずかしさ通り越した。

 

俺はもはや『死』を意識している。

 

若い女性の店員さんが

 

顔を硬直させながら

 

「はい。。。無料です。。。」

 

って小さな声で言った時には

 

 

 

 

 

 

「頼むから、あのオッサンと俺が同じ職場だと思わないで!お願いだから!!!」

 

って泣きながら懇願しようかと思った。

 

同じ空気を吸ってる人間だと思われたくなかったんだよぉぉぉぉぉ!!!

 

 

 

 

 

 

俺が手続きしている間に

 

元・部長が何杯飲んだかは知らないが

 

店を出る時に

 

「あぁ!飲んだぁ!得したぁ!」

 

って叫んだ瞬間は

 

大袈裟じゃなく

 

人生でナンバー1の恥ずかしさだった。

 

ほんっっとに恥ずかしかった。。。

 

 

 

 

 

 

自分の車に

 

元・部長を乗せながら職場に戻る時も地獄だったよ。

 

元・部長が埃(ほこり)だらけだから窓を開けたいけど

 

埃(ほこり)が舞うとチャイルドシートに被害がいくから窓は閉めっぱなし。

 

冬とはいえ

 

元・部長は作業着もアウターも捨てるまで洗わないから臭いがヤバいのよ。

 

車内が汚染されていくわけ。

 

 

 

 

 

だから

 

30分間ずっと無言だったよ俺は。

 

むしろ無呼吸だったよ。

 

呼吸した方が死ぬんだから。

 

 

職場に到着する寸前に

 

元・部長が何か言ったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「あのレンタカー屋って用が無くても来店したら飲み物は飲ませてくれるのか?」って。

 

どこまでブチ上がったんだオマエは。

 

さては、行く気だろ?炭鉱帰りに。

 

アンタには恥ずかしさとか備わってないからな!

 

だから俺は言ってやったよ!

 

 

 

 

「明日、行ってみたらどうですか?」って!

 

そしたら

 

「・・・なるほど。」だってさ。

 

 

 

 

 

 

 

まっっっじで恥ずかしいって。。。f:id:oasis2018:20230621233507j:image

(これに勝る恥ずかしさはナシ)