こんにちは。桜田紋吉です。今日も書いちゃうぞ。何回読んでも役に立たない文章を。
さっそく本題へ・・・
自慢でも何でもないんだけど・・・
俺は口喧嘩や言い争いで負けた記憶が無い。
っていうか
負けるわけがない。(口喧嘩も言い争いも同じ意味だけどね!)
なぜかって?
理由は簡単。
『嘘は一切言わない』
『正しいことのみを言う』
この2点を実践しているからだ。
この2点さえ抑えておけば負けるわけがないのだ。
つまり・・・
『強引にでも嘘を言わなきゃいけない』
『自分が間違っていると分かっていても正しい素振りで話す』
みたいなことは絶対にしない。
これをやった瞬間から負けそうな雰囲気が出てくる。・・・と思う。
少しでも『自分が間違っているかも』と思った瞬間に俺は謝罪する。
口喧嘩に発展する前に謝罪するのだ。
ちゃんと「すいません。俺が間違っていました。」と謝る。
だから
自分に1ミリでも非があると思うと口喧嘩や言い争いにはならない。
逆に
相手も『自分は間違っていない』と思っちゃっている時にこそ口喧嘩は生まれる。
しかし
そんな相手に限って『物事を上っ面でしか見ていないタイプ』が多い。
よくあるのが・・・
「社長が○○って言ってたから○○をしなきゃいけない!」
って誰かが言ってきたとする。
で
俺が「それは必要ないでしょ?違う方法でやった方が効率良いでしょ?」と言う。
で
相手「でも社長が言ってるから!」
桜田「じゃあ社長に「違う方法でやる」って言えば?違う方法の方が効率が上がる理由まで伝えたら社長も納得するでしょ。」
相手「・・・でも社長は○○をしなさいって言ってるんだよ!」
桜田「じゃあアンタは社長の言う方法の方が効率が良いって思ってるのか?」
相手「・・・いや、そうじゃないけど。効率は悪いよ。社長の方が。でも社長が言ってるんだからさぁ!」
桜田「・・・は?」
・・・このように物事の『上っ面』しか見ていない人間が俺と言い争いをするパターンが多い。
そもそも
『社長が○○と言ってるから』を重要視しているってことは・・・
社長の機嫌を第一に考えているってことだよな?
だったら
『もっと良い方法があります。こっちの方でやれば効率がアップします!』
って社長に言った方が社長が喜ぶって思わないのか?
効率が上がる方法を自分の会社の社員が提案してきたら絶対にどんな社長でも喜ぶだろ。
それとも
『社長のことを崇拝しまくってます!もはや私の中では天皇陛下より上です!』ってことなのか?
だったら少しは理解出来るけど。
でも
基本的には『物事の本質を気付かす・矛盾を指摘する』みたいな言葉を相手に伝えれば
どんな上っ面だけ人間でも黙る。
納得いってるのか、いってないのかは不明だが正論を言われたもんだから黙る。
つまり口喧嘩には負けない。
だが
『やったぜ!口喧嘩に勝った!相手を黙らせることに成功したぞ!』と喜んじゃうのは
まだまだ若い証拠。
若い時は嬉しいのよソレが。
相手を論破したぞ!俺は強い!ってね。
俺も何億回と経験した。その喜びを。
その嬉しい感情に酔ったね。何億回も。
で
今は30代半ば・・・
そろそろ気付いたよ。
はっきり言って
若い頃よりも口喧嘩は余裕で勝てると思う。
テンション上げずに冷静な状態で圧勝するような気さえする。
ただ
もう口喧嘩に勝ったとしても
嬉しさはゼロ。そこに嬉しさは無い。
本当に無い。
俺は何回も経験しているから分かる・・・
経験したからこそ知っている・・・
勝った後に襲いかかる『孤立』を。
間違いなく孤立する。
ここは日本だから。
『正しいことを主張する』よりも『協調性』の方が大事なのだ。
学校でもそうだ。
道徳の授業で『みんな違って みんないい』と金子みすゞの詩を読ませたかと思ったら
体育祭の入場行進では足並みが揃ってないと教師からブチギレられるのだ。
つまり
みんなと違ったらダメなのだ。(マジで金子みすゞを読ませるのは何故?)
徒競走で1番になっても特に褒められはしないが
入場行進やラジオ体操の動きが揃ってない人間は激怒されるのが日本だ。
少しだけウチの職場の話をしよう。
ウチの職場には事務員が2人いる。2人とも女性だ。(ベテランの60代と新人さん)
事務員は1日中パソコンの前に座っている。
そして俺は作業員だ。現場で働いている。
パソコンを触る時間なんて無い。
そもそも自分のパソコンを会社から与えられているわけでもない。(事務員は1人に1台パソコンが用意されている)
なのに!
何故か俺が資料を作成しなきゃいけない時が年に数回ある。
入社した時から『この資料は君が作ってね』って感じだったので疑問を抱きながらも作成していた。
職場に俺のパソコンは無いので家のパソコンで子供達が寝静まった後に作成していた。
深夜3時頃に作成が終わって
それを職場で印刷し事務員へ渡す。
年配の人も見るであろう資料なのでA3サイズで印刷して渡す。「完成したので人数分コピーして配って下さい」と一言添えて。
これで俺の資料作成の任務は終了。
と
思っていたら・・・
事務員(ベテランの60代・女性)から
「社長が『文字が小さくて読みづらい』ってクレーム言ってたわよ!」
と連絡が俺に入ってきた。
『え?A3で印刷してるのに?あれで文字が小さいってマジか?もしかして、社長は爺さんだから文字をどんなサイズにしても見えないのか?』
と疑問がメッチャ湧いてきたのでベテラン事務員に聞いてみた。
桜田「社長が文字が小さいって言ってたのは本当ですか?」
事務員「そうそう。だから君が社長に連絡して『どんな文字のサイズがいいですか?』って聞いてくれる?」
桜田「えぇー・・・アレより大きくって本当ですかね?何かの間違いじゃないかなぁ。」
事務員「とりあえず社長が言ってんだから連絡してよ!」
桜田「そうですかぁ。。。」
微妙に納得いかない状態で社長に電話しようとしていた時・・・
俺の作った資料が人数分コピーされて山積みにされているのが目に入ってきた。
『こんなにコピーされてるのに・・・やり直しかよ・・・トホホ・・・』
と悲しくなっていたら
ある事に気付いた。
・・・あれ?紙のサイズ小さくね?
A3じゃなくね?
俺はA3の紙に印刷したやつを渡したはずだぞ?
で「コレを人数分コピーして下さい」って言ったはずだぞ?
・・・また事務員に聞いた。
桜田「すいません。これってA3でコピーされてませんよね?縮小されてますよ。」
事務員「・・・あっ。そうだねぇ。」
桜田「俺が最初に渡したやつと同じA3でコピーすると文字も大きく見えるし社長も納得するんじゃないですか?」
事務員「・・・そうねぇ。」
桜田「じゃあ問題解決ですね!現場に戻りまーす!」
事務員「待って待って!でも社長は文字が小さいって言ってたから連絡して!」
桜田「・・・は?なんで?」
事務員「作成者は君だからね!」
ここで俺はカチンときてエンジンをかけた。
桜田「そうそう。作成者は私。・・・で縮小コピーしたのは誰?」
事務員「そりゃコッチが縮小コピーしてしまったんだけどさ!とりあえず社長に連絡してよ!」
桜田「社長に何を言えと?『事務員が縮小コピーしている模様です』ってか?」
事務員「とりあえず「文字のサイズはどうしましょうか?」って聞けばいいじゃない!」
桜田「俺が?縮小したのはソッチなのに俺が聞くの?」
事務員「作ったのは君だから!」
桜田「はぁ!?俺が作ったのが原因でクレーム入ったなら分かるけどさ!原因はソッチの縮小コピーやろが!!!」←マジギレ
事務員「そうだけど。。。」
桜田「正直に「縮小コピーがバレて社長からガミガミ言われたくないから桜田君から連絡してくれる?お願い!」って言うのなら俺も協力するけどな!最初から「作ったのは君だから」ってナメてんのか!!!」←声は大きくなっていたが冷静よ。マジで。
事務員「ごめんなさい。。。」
こうなったら俺は止まらない・・・。
桜田「もういい!今からは資料すら作らんから!」
事務員「え?」
桜田「そもそも!資料は事務員が作れよ!何の為に朝から夕方までパソコンの前に座ってんだ!」
事務員「パソコンが苦手で・・・」
桜田「苦手かどうかは俺には関係ない!俺は現場で作業をしてんだ!それを事務員が苦手だからパソコン作業までやってねって変な話だろーが!ボランティアしに来てるわけじゃねぇーから!」
事務員「・・・ごめんねぇ。」
桜田「何十年もパソコンの前に座ってて『苦手だから』ってマジで意味が分からん!自分で勉強して少しは学べばいいだろうが!」
事務員「・・・そうだよねぇ。」
桜田「目の前にパソコンがずっとあるのに触らないってさぁ・・・。」
事務員「・・・。」
桜田「パソコンは『お供物』ですか?で事務員が地蔵か?お地蔵さんですか?」
事務員「・・・確かにねぇ。」
桜田「ってことで資料は事務員で作成して下さい!それでも俺が作らなきゃいけない理由があるなら言って下さい!何十年と勉強する時間はあったはずですから「苦手だから」では済ませないで下さい!」
事務員「ホントよねぇ・・・。」
ってな感じで
ベテランの60代・女性の事務員さんを黙らせた。
何十年もパソコン作業から逃げてきたツケを俺が回してやった。
このベテラン事務員のせいで俺の職場の給料明細は未だに手書きのやつが渡される。(ベテラン事務員が給料明細を作成するから)
令和の時代に手書きの給料明細を渡されるのは正直恥ずかしい。
もちろん手書きでも給料の額は変わらないから支障は無いが『手書き』って・・・。
普通に恥ずかしいだろ・・・。
で
ベテラン事務員は俺からガツンと言われたもんだから少しはパソコンを触るようになったのかと思いきや・・・
資料の作成を新人さん(過去のブログにも出てきた【新田さん】だよ)に頼んでいた。
ベテランがパソコンを覚えたくないから新人さんに仕事を押し付けるという情けなさに俺は呆れた。
とりあえず
新人さんに俺が「仕事を1個増やしてしまってゴメンなさい!」と謝った。
新人さんは「いやいや。これぐらい簡単ですから。早く『謎の手書きの文化』を無くしていきたいし。」という心強い言葉を言ってくれた。
今回も俺は完全に正しいことを言った。
・・・つもりだ。
が
社内では『桜田が年配者を追い込んだ。桜田は血も涙もない奴だ。』みたいな空気が今も流れている。
でも俺は大丈夫だ。
俺は
この景色を何億回も見ている。
口喧嘩や言い争いに勝つと
もれなくついてくる景色だ。
この景色こそ・・・
【日本の景色】だ。ホントに日本っぽい。
富士山や竹田城跡などの日本を代表する景色はたくさんあるが
俺がいつも見ている景色こそ『日本』だ。
ただ・・・
絶景ではない。
(俺が思う日本の謎な美学は『協調』と『我慢』だ。俺には理解不能。言いたいことを主張し実行したいことをやる。でよくない?)