振り返ればオアシス!

桜田紋吉(もちろん仮名)です。特に何のテーマも無いブログ《ノンポリブログ》です。過去のエピソードを書く時は事実を元にして右往左往しながら書いているので100%ノンフィクションかと言われたら胸を張って「知らん!」と答えるつもりです。

イケてる自動車部品メーカー④

どうも。お疲れ様です。桜田紋吉です。今日もマイペースに書くので見て下さいね。

 

 

 

 

 

さっそく前回の続きを・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「結婚しました」と統括に報告した俺。

 

統括は妙に「大変だろ?」や「困ってるんだろ?」の言葉を俺に言ってきた。

 

リアクションが何か変だなぁ〜と思っていたら・・・予感的中。

 

工場の端っこにある小部屋に

 

後日、呼ばれた。

 

 

 

 

 

 

 

その日の仕事終わりに小部屋へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

統括「・・・おっ!来たね。この前の話なんだけどさぁー・・・」

 

桜田「俺の上司に伝えとくって話ですか?」

 

統括「そうそう!もうね・・・メールで伝えた。」

 

桜田「・・・ありがとうございました。」

 

統括「で、俺が送ったメールの内容を見てほしいんだけどぉー・・・」

 

桜田「・・・内容?」

 

統括「・・・いや、かなり大袈裟に書いたのよ!この内容で良かったのかなぁ〜って思ったから君に確認してほしくて!」

 

桜田「・・・あぁはい。」

 

 

 

 

 

 

 

俺は心の中で『もう送ったんなら確認しても意味ないだろ!』とツッコんだが

 

とりあえず確認した・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

メールの内容→「お疲れ様です。本部工場の△△です。先日、桜田紋吉くんというソチラの工場の方が結婚されました。彼の話によると『帰れるとされていた日程がズレにズレて奥さんの両親からも会社の社員管理は大丈夫なのか?ちゃんとした会社なのか?』と疑いの目で見られているそうです。我々もどう説明していいのか分かりません。ソチラの方から説明なり連絡なりしてもらえないでしょうか?よろしくお願いします。」

(もちろん俺は完全にメールの内容を覚えているわけではないが、まぁこんな感じの内容だった)

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・えっ!?めっちゃ大袈裟やんけ!!!

 

地味に統括は俺の名前を使ってクレーム入れとるやないか!!!

 

しかも微妙に「俺こんなこと言ってない」とはギリギリ言えない文章!!!

 

ってか送った後に見せられても!!!

 

 

 

 

 

 

俺は戸惑ったが

 

「もう送ったんなら・・・仕方ないかと。」

 

と言うので精一杯だった。

 

 

 

 

 

すると

 

統括は・・・

 

「いやぁー・・・正直な話なぁ・・・俺らも迷惑なのよ。地方の工場の偉い人に『コッチの新入社員を半年間だけ面倒見てくれ』としか言われてないわけ!で半年過ぎても『工事が遅れてるから、もう少し面倒見ろ』ってしか返答がねぇの!だから地方から来た人間に『いつ帰れますか?』って聞かれても俺達も面倒見たくて見てるわけじゃねぇからイライラしてたんだよ。申し訳ないけど君の名前を使って意見させてもらったから。」

 

 

 

 

 

 

 

・・・意見じゃなくてクレームだけどな。

 

と俺は言いそうになったが

 

「あぁそうですかぁ」としか言えなかった。

 

 

 

 

 

 

 

しかし・・・

 

そのメールに効果があったのかどうかは不明だが・・・

 

1週間後に『地元の工場の偉い人』が本部工場へやって来て

 

地元から来ている人間と個人面談を行うという流れになった。

 

全員と個人面談をするらしく

 

その個人面談のラストの1人が・・・

 

 

 

 

 

 

なぜか俺だった。

 

騒いでいる張本人だってことか?

 

確かにメールの内容だけを見ると俺が騒いでいるような感じだよな。

 

・・・やれやれ。

 

 

 

 

 

 

 

 

個人面談の日になった。

 

地元の奴らは「いきなり個人面談?なんで?帰れんのか?それとも長期的な延長?」と少し動揺していたが

 

俺は『統括がメール送ったからだよ!俺の名前を使ってクレーム入れたの!』と心の中で叫んでいた。

 

俺以外の人間が個人面談で何を言われたのかは分からない。

 

とりあえず

 

俺の個人面談はこんな感じだった↓

 

 

 

 

 

 

 

 

小部屋に呼ばれドアを開けると

 

品の良さそうな爺さんっぽい

 

『なんとなく偉い人なんだろうな』と一目で分かる男性が1人いた。

 

 

 

 

 

 

 

爺さん「アナタが桜田くん?この度は色々と迷惑掛けているみたいで申し訳ないねぇ。人事部の□□です。」

 

桜田「いや・・・めちゃくちゃ迷惑してるとかじゃないですから・・・」(なんか返答に困った)

 

爺さん「桜田くんを筆頭に会社に不平不満を持っている方が何人もおられてねぇ、本部工場の人間も困ってるみたいだから代表して私がやって来たわけなんだけども。」(俺が不平不満を言ってるグループのリーダーみたいな言い方すんな)

 

桜田「不平不満ってわけじゃないですけど、実際どうなってんのかな?っていう疑問はありますね。」

 

爺さん「もうね・・・工事が遅れてるんだよね。それしか無いのよ。理由は。」

 

桜田「・・・はぁ。」

 

爺さん「そればかり言うなって思われるかもしれないけどね、その理由しかない。建築業者が期限内には完成させることが出来ないって言うもんだから仕方ないんだよねぇ。」

 

桜田「・・・そうですかぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・なんか拍子抜けした。

 

個人面談するぐらいだから特別な何かを話すのかなと期待していたが『工事が遅れてる』という分かりきった回答だけを述べられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・が

 

ここから意外な方向に話は進んでいった。

 

 

 

 

 

 

 

 

爺さん「・・・とは言っても桜田くんみたいに困ってる方もいるみたいなので・・・」

 

桜田「ん?」

 

爺さん「とりあえず来月から試験的に工場の中の機械を動かそうと思っています。まだ完全に工事が終わったわけではないですが。」

 

桜田「はい?」

 

爺さん「必要な機械の9割程は設置してあります。だから試験的に商品を作ろうかと。」

 

桜田「・・・そうですか。」

 

爺さん「試験的に工場を動かすんで本部工場の班長を数名と君みたいなウチの工場の人間を数名だけ配置して最初はやろうかと。」

 

桜田「なるほど。」

 

爺さん「だからウチの工場の人間として来月から地元の工場で勤務して下さい。」

 

桜田「・・・ぬっ!!!」

 

爺さん「では。ヨロシクお願いしますね。桜田くん以外の地元の人間も数名は帰れるんで力を合わせて頑張ってね。」

 

桜田「はい!ありがとうございます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・部屋を退出して思った。

 

『え!?帰れるの!?マジか?ヨッシャ!』

 

心体ともに軽くなった気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと帰れる。

 

すでに研修期間は半年どころか1年を超えていて『もう特に本部工場の連中から学ぶ作業は無い状態』になっていた。

 

だから毎日毎日、本部工場の連中と同じ作業を同じようにやる日々。

 

だったら本部工場の人間と同じ額の給与にしてくれよ・・・何て思い始めていた。(本部工場の人間の方が基本給が新人でも数万円も上)

 

でも帰れる。やっとだ。

 

嫁さんに報告したら喜んでいた。

 

テンションも上がっていた。

 

2人で暮らすアパートも探すと言ってくれていた。

 

地元に帰るまで1か月弱。

 

色々あったが帰れるんだから黙って働こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・が

 

1つだけ謎があった。

 

来月、地元に帰れる田舎から来たメンバーと

 

地元工場に移動になる本部工場の班長達の名前が記載されてあるリストを見てみて

 

不思議に感じたことがあった。(来月から移動になる人間の名前を書いた紙が壁に貼ってあったのよ)

 

 

 

 

 

第1工場からは『班長が約10名+地元工場の人間が数名』となっており

 

第3工場からも『班長が約5名+地元工場の人間が数名』と記載されていて

 

俺が働いている第2工場は・・・

 

『地元工場の人間が数名』しか記載されていない。

 

本部工場の各工場には班長クラスの人は15人以上いるのに。

 

しかも

 

俺の名前以外に書いてある第2工場の田舎の人間は俺より後に入社したメンバーだ。(俺は10月に入社。他のメンバーは12月に入社)

 

なぜ第2工場の班長連中は地方にやって来ないんだ?謎だ・・・。

 

第2工場メンバーでは俺が1番の先輩になるではないか・・・。(2ヶ月だけ先輩)

 

気になる・・・。

 

聞いてみよ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

ってことで

 

第2工場の班長の1人に聞いてみた。

 

 

第2工場から班長が誰一人として地元工場に移動しない理由が判明した。

 

理由はコレだ↓

 

 

 

 

 

 

数ヶ月前に

 

どの班長が地方に行くのか班長達だけで話し合いが行われたらしい。

 

その話し合いには第1工場・第2工場・第3工場すべての班長が出席し

 

『本部工場から地方工場の立ち上げの為に地方へ移動する班長は【ちゃんと地方工場の立ち上げを成功させたら本部工場に戻ってきた際には現在の班長というポジションよりも上のポジションを用意する】ということを約束します!』

 

・・・なんて説明が会社側からあったと。

 

 

第2工場の班長達は『よし!もっと出世してやるぞ!』という意欲を持った人がゼロで誰も挙手しなかったと。

 

逆に

 

第1工場と第3工場の班長達の中には『出世したい!』という人が多くて(特に第1工場の班長連中の中に多かったらしい)

 

バランスの悪い人員配置になってしまった。

 

・・・っていう事情が判明した。

 

 

 

 

 

 

 

えっ?はぁ?

 

じゃあ第2工場の班長が誰も来なかったら

 

地元の第2工場で何かあった場合には誰が責任取ったり、指示出したりするの?

 

・・・と俺は続けて聞いてみた。

 

そしたら

 

「そこは安心しろ。」

 

と言われ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「オマエの地元工場は第1工場・第2工場・第3工場なんて区別が無いらしいぞ。1つの大きな工場の中に『1班』『2班』『3班』っていうグループがあるだけで何か不都合があっても隣のグループが助けに来れる環境らしいぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

・・・は?ちょっと何言ってるのか分かんないです。

 

俺は正直に「もっと詳しく説明して」と伝えた。

 

 

理解した。

 

 

 

 

 

 

 

今いる本部工場の商品作りの流れは・・・

 

第1工場で作った商品を

 

第2工場で加工して

 

それを第3工場に渡して

 

第3工場で仕上げ&検品で完了。

 

・・・という流れ。

 

 

 

 

 

今回、新しく設立された地元工場の流れは

 

大きな工場が1つドーンとあって・・・

 

その中に1班・2班・3班があり・・・

 

1班で作った商品を

 

2班で加工し

 

それを3班に渡して仕上げ&検品。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・いや、流れ同じやないか!!!

 

工場が1つに集まっただけ!!!

 

流れは同じ!!!!

 

なーにが「安心しろ」だコラッ!!!

 

しかも!!!

 

第1工場で研修中の人間は1班に所属だし!

 

第2工場で研修中の人間は2班に所属だし!

 

第3工場で研修中の人間は3班に所属って!

 

・・・今までと何も変わらんやんけ!!!

 

 

 

 

 

 

とブチギレそうになったが・・・

 

どうやら

 

第1工場から移動する班長の人数が多過ぎて

 

第1工場の班長の何名かが2班に所属になるというらしい・・・

 

え?第1工場の班長って第2工場の仕事は理解してるの?

 

2班に配属される第1工場の班長って

 

ちゃんと仕事してくれるわけ?どうなの?

 

 

 

 

 

 

なーんて不安になっていたが

 

班長クラスになると10年以上勤務している人間が多く

 

どの班長であろうと

 

第1工場の仕事も

 

第2工場の仕事も

 

第3工場の仕事も全部ちゃんと出来るとのこと。(へぇー・・・凄いね)

 

だから

 

班長クラスになると1班・2班・3班の中のどれに配属されても問題ナシだってさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・じゃあ安心だ。

 

2班の現場でトラブルが起きても班長を頼ればいい。

 

1つの工場に1班・2班・3班が集まってるのなら

 

どの班長に仕事のことを質問しても解決してくれるだろうし。安心安心。

 

 

 

 

 

 

 

・・・ってことで

 

地元に帰って来た。

 

嫁さんが探してくれていたアパートの契約もスムーズに進み

 

入籍してから時間は経っているが

 

やっと新婚生活がスタートした。

 

なんだかんだで

 

結婚式の日程も決まり

 

数ヶ月の間は結婚式の準備で仕事以外の時間もバタバタしそうな気配。

 

 

 

 

 

 

 

 

地元に新しく建設された工場での仕事は

 

すべてが新しい機械&システムで

 

何の問題も無く

 

とてもスムーズに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・じゃなかった!!!!!

 

さすが『イケてる自動車部品メーカー』ですねぇぇぇ!!!

 

ある意味、期待を裏切らない!!!

 

まさかの

 

コッチの工場の新品の機械は本部工場よりアナログなやつが設置されてる!!!

 

本部工場もアナログの中のアナログだったが

 

コッチの工場の機械は

 

その上のレベル!!!

 

キング・オブ・アナログ!!!

 

・・・でも新品ですよ?

 

って、うるせぇバカ!!!

 

 

 

 

 

例えるならば!

 

今の時代に誰かから

 

スーパーファミコンを貰って

 

「え?この時代にスーファミ!?は!?」

 

って言った後に

 

ソイツが

 

「でも新品ですよ?キレイでしょ?嬉しくないの?」

 

なんて言ってきた日にゃ

 

「やかましいわハゲ!!!」ですよ!!!

 

レトロでレアでしょ?

 

・・・やかましいわハゲ!!!

 

こんな時代だからこそ、過去を振り返ってみませんか?

 

・・・やかましいわハゲ!!!

 

こーんな昔のやつがピカピカの状態で存在してるんですよ?

 

・・・やかましいわハゲ!!!

 

逆に新しくない?

 

・・・やかましいわハゲ!!!

 

プレステ操作できるならスーファミも大丈夫でしょ?

 

・・・やかましいわハゲ!!!

 

やってみると楽しいもんよスーファミも。あの頃に戻ってさ、無邪気なあの頃に。

 

・・・やかましいわハゲ!!!

 

マジでやかましいわ!!!ハゲ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

もう本当に期待通りの『イケてる自動車部品メーカー』だ。

 

すべてが『なーんか残念』とすら感じる。

 

まぁ実際、地方工場は本部工場のサブ的な扱いだから資金を会社がそこまで捻出しなかったってのが原因としてあるのだろうけど。

 

雰囲気として『経営陣は地方工場にはそんなに力を注いでないな』ってのは気付いていたしね。

 

 

 

 

 

とりあえず

 

超アナログなので作業する時には面倒なこといっぱいだけど

 

何も考えずに班長の指示通りに動けばいい。

 

もう俺には

 

この工場の機械が古い型だろうが何だろうが関係無いし知らん。どうでもいいわ。

 

 

 

 

 

 

 

ってことで

 

本部の第1工場の班長からコッチの2班の班長になった人間に

 

機械の調子が悪かったり、思った通りに動かない時は「どうすりゃいいんですか?」と聞いていた。

 

すると・・・

 

2班の班長(元・本部の第1工場の班長)が信じられないことを口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・いや、俺は本部の第1工場しか勤務したことないから聞かれても分からん。2班の仕事は本部の第2工場の仕事を基本としてやってるから何も知らんし。第2工場で仕事したことねぇから俺!2班じゃなくて1班に配属されたかったわマジで!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

えぇぇぇぇぇぇ!!!!!!

 

なんじゃそれ!!!!!!

 

班長クラスになると、どの工場の仕事もちゃんと出来る神話』は何だったんだよ!!!

 

神話じゃなくて都市伝説じゃねぇか!!!

 

マジで何なんだ!!!

 

しかも

 

サラッと『2班はイヤ』って中学生の一学期みたいなセリフ吐いてやがる!!!

 

コッチだってオマエみたいな班長が配属されてほしくなかったわ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

完全に2班の班長が頼りにならないということが判明し(他にも2班の班長は何人か存在したが俺が働く時間の班長は1人。他の班長とは時間のローテーションが違った)

 

とりあえず

 

違う班の班長に助けてもらおうと声を掛けてみた。(1班か3班の班長に声を掛けた。どっちの班長かは覚えとらん)

 

そしたら

 

「2班には2班の班長がちゃんと存在するんだからソイツを頼れ。コッチはコッチで機械が本調子じゃねぇからソッチの様子を見に行くわけにはいかない。」

 

ってマジの正論で返された。ど正論だった。

 

 

 

 

 

 

 

1班も3班も超アナログの機械を相手に仕事しているんだから大変なのは間違いない。

 

他の班の様子を気にすることができるような余裕も無さそうだ。

 

でも・・・

 

「2班には2班の班長がいるんだからソイツに頼れ」って言われたところで

 

その肝心な2班の班長が頼れる存在では無いのだ。

 

 

 

 

 

 

 

仕方がないので・・・

 

時間が掛かっても自分で何とかしようと頑張ってみた。

 

いくら機械が止まろうとも頼れる人物は自分だけなんだから。

 

 

自分でやった。

 

2ヶ月後輩の2班の同僚と一緒に力を合わせようとも考えたが

 

持ち場が違ったので

 

わざわざ俺の横に呼ぶわけにもいかない。

 

同僚も四苦八苦してるようだし。(誰もが他の人に構っている余裕ナシの状況)

 

だから

 

やれることは懸命にやった。

 

毎日、懸命にやった。

 

 

周りを見渡してみた。

 

 

 

 

2班の同僚の持ち場を覗くと・・・

 

やはり四苦八苦の状況。大変そうだ。

 

 

 

 

1班や3班の持ち場を覗いてみた・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・え!?あれ!?

 

意外とスムーズに動いている。。。

 

超アナログの機械じゃないのか?

 

 

 

 

 

 

・・・いや、どう見ても超アナログだ。

 

なんでだ・・・?

 

 

 

 

 

 

 

・・・あれ?

 

 

 

 

 

 

 

 

あっ・・・

 

1班の班長も・・・

 

3班の班長も・・・

 

 

 

 

 

 

誰よりも汗をかいている。

 

めちゃくちゃ頑張っている。

 

めちゃくちゃ真剣な表情。

 

気迫さえ感じる。

 

少しでも機械がスムーズに動くように・・・

 

少しでも生産性が上がるように・・・

 

少しでも部下が働きやすいように・・・

 

そんな気迫を感じた。

 

 

 

 

 

 

 

これだ。

 

この差だ。

 

間違いない。

 

1班も3班も班長の的確な指示と気迫で

 

抜群のチームプレーが生まれている。

 

完全に班長人間性と熱量の差で2班の状態と大きく違ったものになっている。

 

 

 

 

 

 

2班の班長は相変わらずだ。

 

まだまだ俺は1人で懸命にやるしかない。

 

2班の同僚達も懸命に1人でやっている。

 

でもやっぱり・・・

 

抜群のチームプレーで仕事している1班と3班とは

 

どんどん差が広がってしまう。

 

機械が何回も止まる2班と

 

割とスムーズに動いている他の班では生産量の差も歴然だ。

 

 

 

 

 

 

 

ついに・・・

 

ある出来事が起こる。

 

その出来事がきっかけで俺は追い込まれていく。

 

 

 

 

 

 

 

つづく。

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(さぁ!『イケてる自動車部品メーカー』の真骨頂は今からだぜ!)